現地時間水曜日の夜にグディソン・パークで行われた239回目のマージーサイドダービーで、リヴァプールはエヴァートンに4-1で勝利した。

前半9分にジョーダン・ヘンダーソン選手の狙い澄ましたシュートで先制に成功すると、その後にはモハメド・サラー選手が点差を2点に広げるゴールを決める。

前半38分にはデマーレイ・グレイ選手にゴールを決められるものの、後半に生まれたサラー選手のこの日2点目と、ディオゴ・ジョッタ選手の豪快なフィニッシュで勝負は決し、レッズが勝ち点3を獲得した。

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ユルゲン・クロップ監督は前節から1人を入れ替え、ジョエル・マティプ選手がイブラヒマ・コナテ選手に代わってディフェンスラインに入った。

前半

試合開始からわずか2分、レッズのこの試合最初のシュートはマティプ選手だった。トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のコーナーキックにセンターバックのマティプ選手が頭で合わせたが、ここはわずかに枠を外れた。

その後、サラー選手が2度にわたってゴールに迫るもネットを揺らすには至らなかったが、直後に待望の先制点が生まれる。

アンディ・ロバートソン選手のマイナス方向への折り返しを受けたヘンダーソン選手がペナルティエリアの外から左足で狙い澄ましたコントロールショットを放つ。ボールはGKジョーダン・ピックフォード選手の手をかすめてゴールに吸い込まれた。

さらに19分には、ヘンダーソン選手がレッズの2点目をアシストする。

チアゴ・アルカンタラ選手が自陣中央でボールを奪い返すと、中盤のパートナーにボールを預ける。パスを受けたヘンダーソン選手は右サイドを駆け上がるサラー選手にスルーパスをぶつける。

そのエジプト人FWは右サイドからゴール方向に一気に侵入すると、GKピックフォード選手の位置を見ながら落ち着いてシュートを流し込み、今季18点目をマークした。

しかし、前半終了間際にレッズは1点を返されてしまう。リシャーリソン選手がバイタルエリアに走り込むグレイ選手にスルーパスを送ると、エヴァートンの背番号11はアリソン・ベッカー選手の守るゴールにシュートを決めた。

前半終了間際には、ベン・ゴッドフレイ選手とチアゴ選手がそれぞれ自陣のゴール前でシュートをクリアした。

後半

後半のキックオフ早々、サディオ・マネ選手がシュートを放つも、ゴッドフレイ選手の決定的なブロックでゴールとはならなかった。

リヴァプールがスコアを2点差に戻したのは、60分過ぎだった。

相手のシェイマス・コールマン選手が足元でのコントロールに失敗したところをサラー選手は見逃さず、ボールを奪ってそのままゴールに向かってドリブルを開始。走りながらもエヴァートンのキャプテンを抑えた背番号11は、最終的にはピックフォード選手のすぐ横を転がしたボールがゴールラインを割った。

このゴールで完全に主導権を握ったビジターのリヴァプールは、79分にこの夜4点目となる追加点を奪う。

ロバートソン選手がジョッタ選手にボールを送ると、ジョッタ選手はアラン選手をかわしてニア上を抜く強烈なシュートを決めた。

その後、リヴァプールは危なげなく試合をクローズし、試合終了のホイッスルとともにチームを歓喜が包んだ。