オリギ選手がアディショナルタイムに決勝点を挙げ、レッズがウルヴスを下す

ディオゴ・ジョッタ選手は、前後半でレッズにとって最も決定的なチャンスを得た。前半のチャンスは、バックポストでヘディングをするも枠外。後半は、至近距離からシュートを放つもホームチームのキャプテン、コナー・コーディ選手がゴールライン上で阻止した。

モリニューでの試合は、どちらも突破口が見出せないように見えたが、アディショナルタイムにオリギ選手が、ボックス内で反転しながらゴールを決め、スリリングな勝ち点3を獲得した。

この日の試合では、チェルシーがウェスト・ハム・ユナイテッドに敗れたため、彼のアディショナルタイムの決勝点が、ユルゲン・クロップ監督率いるチームをプレミアリーグの首位に導いた。

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クロップ監督は、ミッドウィークにグディソン・パークで行われたマージーサイドダービーで勝利したときと同じ先発メンバーを起用した。

リヴァプール：アリソン、アレクサンダー＝アーノルド、コナテ、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、ヘンダーソン (オリギ,67分)、チアゴ、マネ、サラー (ミルナー,90分)、ジョッタ (オックスレイド＝チェンバレン,82分)

サブ：ケレハー、コナテ、南野、ツィミカス、フィリップス、ウィリアムズ

前半

最近のリヴァプールのモリニューでの試合は、いつもタイトな試合展開で、この試合の序盤15分間も得点チャンスがないような状況だった。

試合時間18分頃、最初のチャンスが訪れる。トレント・アレクサンダー＝アーノルド選手のコーナーキックにジョッタ選手が頭で合わせるもレアンデル・デンドンゲル選手にブロックされる。

クロップ監督率いるチームは、ウルヴスの組織化されたシステムを崩す方法を探していたが、なかなか見つからず、ホストチームは危険な前線3人を開放する機会を伺っていた。

しかし、レッズは30分を過ぎたあたりで、2回のチャンスを連続して作った。

まず、チアゴ・アルカンタラ選手のボックス内へのフリックパスがラヤン・アイ＝ヌーリ選手の頭を超え、前方へ走るアレクサンダー＝アーノルド選手の元へ渡った。しかし、サイドバックがダイレクトで合わせたシュートは枠外になった。

次にアレクサンダー＝アーノルド選手は、チャンスを作る役に回った。ジョーダン・ヘンダーソン選手がオーバーラップしてきたのを囮にし、ボックス右角からバックポストのジョッタ選手へクロスを送った。彼は体を伸ばしながらヘディングし、しっかりヒットさせたが、ゴールの横へ外れた。

最も貴重なチャンスは次に訪れた。ジョッタ選手が左サイドでアンディ・ロバートソン選手へスルーパスを出し、彼はゴール前に鋭いクロスを送ったが、サディオ・マネ選手には届かず、モハメド・サラー選手が押し込む前に、ロマン・サイス選手にクリアされてしまった。

続いて、アイ＝ヌーリ選手が左サイドのスペースに抜け出しシュートを放つも、ゴール外に外れ、スコアレスのまま前半が終了した。

後半

後半開始後、ウルヴスが最初のチャンスを作った。アダマ・トラオレ選手がフィルジル・ファンダイク選手からレッズの自陣深くの位置でボールを奪い、ファン・ヒチャン選手にパスを通そうとしたが、アレクサンダー＝アーノルド選手に阻まれてしまった。

その直後、チアゴ選手はなぜ自分が得点できなかったのかと困惑していた。

アレクサンダー＝アーノルド選手のクロスにサラー選手がダイレクトのボレーシュートで折り返し、ネットから数ヤード離れていたミッドフィルダーにパスを送った。そのボールを彼が押し込もうとするが、ラウール・ヒメネス選手にブロックされ、再び押し込むもジョゼ・サー選手に阻止された。

リヴァプールの悔しさは60分に膨らんだ。

サー選手がゴールから飛び出しボックス左端に向い、サラー選手も前線へのボールを追って走ると、混戦となりジョッタ選手がキーパーを置き去りにした状態でボールを拾った。

ウルヴスの2選手が急いでゴールラインまで戻り、レッズの選手が至近距離でシュートを放ったが、コーディー選手に阻まれた。

その後、クロップ監督は攻撃力を強化するためにヘンダーソン選手に代わってオリギ選手を投入し、プレッシャーをかけた。アレクサンダー＝アーノルド選手のシュートは高すぎた。

試合終了4分前には、マネ選手が突進したシュートをサー選手が素晴らしい反射神経で枠外に弾き出したが、最終的にオリギ選手が仕事をした。

ファンダイク選手が後ろから素晴らしいロングボールをサイドのサラー選手に送り、彼はサイドから切り込んで仲間のフォワードにパスを送り、オリギ選手が綺麗にターンをして低いシュートを突き刺した。アウェイのチームは大歓喜に沸き上がった。

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