マッチレポート:ジョッタ選手、サラー選手、アレクサンダー=アーノルド選手のゴールで、レッズがアンフィールドでニューカッスルに勝利
リヴァプールはアンフィールドでニューカッスル・ユナイテッドに3-1の逆転勝利を挙げ、連勝を8に伸ばした。
7分、ジョンジョ・シェルヴィー選手がミドルシュートでゴールネットを揺らし、ビジターチームが先制する。
それでもレッズは、ディオゴ・ジョッタ選手が一度はヘディングシュートをマルティン・ドゥブラフカ選手に弾かれるも、そのこぼれ球に反応してボールをゴールに蹴りこみ、1点を返した。
その直後、サディオ・マネ選手が放ったシュートはゴールキーパーに阻まれたが、セカンドボールに反応したモハメド・サラー選手が今季22点目となるゴールを決め、逆転に成功した。
さらに試合終盤には、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手が、ミドルレンジからゴール上隅に突き刺すシュートを決め、勝利を決定づけた。この結果、リヴァプールはマンチェスター・シティと勝ち点1差、チェルシーとは3ポイント差となった。
チームニュース
ファビーニョ選手、カーティス・ジョーンズ選手、フィルジル・ファンダイク選手にCOVID-19の陽性反応の疑いが出たため、今節を欠場することがメンバー発表の直前に発表された。
そのため、リヴァプールは週末のアストン・ヴィラ戦のメンバーから2人を変更し、ジョッタ選手とイブラヒマ・コナテ選手がメンバーに戻ってきた。ロベルト・フィルミーノ選手はベンチ入りとなった。
試合内容
7連勝中のリヴァプールは、アンフィールドに集まった観客の声援を受けながら、積極的な立ち上がりを見せる。
試合を支配するリヴァプールは6分に早速チャンスを迎える。サラー選手がヒールでボックス内のジョッタ選手にパスを送ったが、ニアサイドを狙ったジョッタ選手シュートはGKドゥブラフカ選手に弾かれた。
しかし、その直後、試合序盤に主導権を握ることができていなかったニューカッスルが先制に成功する。
アラン・サン=マクシマン選手のクロスをチアゴ・アルカンタラ選手が跳ね返すもクリアが中途半端になってしまう。そのボールをシェルヴィー選手が回収すると、エリア外からゴール隅にミドルシュートを決められてしまった。
しかし、ホームサイドはすぐに反撃に出る。サラー選手のラストパスから最後はマネ選手がシュートを放つもポストに弾かれた。直後にこのシュートはオフサイドと判定される。
さらに、アレクサンダー=アーノルド選手のコーナーキックからコナテ選手が頭で合わせ、その後、ジョッタ選手が中央からエリア内に侵入してシュートに持ち込むもサイドネットに飛んだ。
21分、リヴァプールはコーナーキックをクリアされるも、右サイドからマネ選手がボックス内に折り返しのクロスを送る。ジョッタ選手の最初のヘディングシュートはGKドゥブラフカ選手に防がれるも、その跳ね返りを再度ジョッタ選手がゴールに押し込んだ。
ニューカッスルは、得点シーンの前にアイザック・ヘイデン選手がエリア内で倒れていたとして抗議するも、ゴールは認められた。
しかし、その直後、サン=マクシマン選手がリヴァプールの横パスをインターセプトして、そのままボックス内に侵入しフィニッシュまで持ち込んだ。しかし、ここはGKアリソン・ベッカー選手がセーブした。
その後、リヴァプールはついにリードを奪うことになる。シェルヴィー選手の後方へのパスにマネ選手が反応する。そのまま放ったグラウンダーのシュートはGKドゥブラフカ選手に弾かれるも、サラー選手がそのルーズボールを確実に押し込んだ。
これで背番号11は、ジェイミー・ヴァーディ選手の持つプレミアリーグ15試合連続ゴール記録と並んだ。
ユルゲン・クロップ監督のチームは、その後も攻撃の手を緩めなかった。ジョッタ選手がターンしながらシュートを狙うと、ファビアン・シェア選手がサラー選手のセンタリングをマネ選手に渡る前にかろうじてクリアした。
オックスレイド=チェンバレン選手のパスにサラー選手が反応し、マット・リッチーを振り切ってシュートを放ったが、惜しくもファーポストをかすめた。
リヴァプールの攻撃が衰えることはなかった。マネ選手がヘディングで折り返した先にジョッタ選手が構えていたが、ここはGKドゥブラフカ選手に阻まれる。
しかし、ニューカッスルもジェイコブ・マーフィー選手がシュートを放ったが、アリソン選手が右手1本で凌いだ。
ニューカッスルは徐々に攻勢を強める。カウンターからライアン・フレイザー選手がボックス内に侵入されそうになるも、アレクサンダー=アーノルド選手の果敢なチャレンジでシュートを打たせなかった。
シェルヴィー選手がフリーキックを放つが、わずかに枠を外れる。ここで、オックスレイド=チェンバレン選手とサラー選手に代えてフィルミーノ選手とナビ・ケイタ選手が投入された。
ケイタ選手のパスを受けたマネ選手がラインの裏を狙うと、ジョッタ選手は至近距離からシュートを放つもライン上でブロックされた。ただ、リヴァプールは余裕を持って3点目のチャンスを虎視眈々とうかがう。
さらにケイタ選手は、25ヤードの距離からドゥブラフカ選手の蹴り出したボールを直接ゴールに蹴り込もうとしたが、相手GKになんとかキャッチされてしまう。
しかし、90分まで残り3分、ついに3ポイントを確実なものとするゴールが生まれる。フリーキックのクリアボールを拾ったアレクサンダー=アーノルド選手が自らミドルレンジからゴール上隅に矢のようなシュートを叩き込んだ。