現地時間木曜日の夜に行われたアーセナルとの準決勝セカンドレグで、ディオゴ・ジョッタ選手が2得点を挙げ、リヴァプールはカラバオカップ決勝へと駒を進めた。

このストライカーはエミレーツ・スタジアムで開始19分にゴールを決めると、後半にも見事なゴールを流し込んだ。

このゴールが勝利を呼び込み、現地時間2月27日(日)にウェンブリー・スタジアムでチェルシーと決勝戦を戦うことが決定した。

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ユルゲン・クロップ監督は、先発メンバーを2名変更し、ケレハー選手が再びゴールを守った。また、17歳のカイデ・ゴードン選手が先発を果たした。

前半

リヴァプールは試合開始から5分はケレハー選手に頼ることになった。アレクサンドル・ラカゼット選手のフリーキックをこのゴールキーパーはクロスバーに当てることで逃れた。

アーセナルが力強いスタートを切ると、ビジターのリヴァプールも応戦する。

アンディ・ロバートソン選手のコーナーキックをファビーニョ選手が頭で合わせ、最後はジョエル・マティプ選手がゴールに押し込んだが、ここはオフサイドの判定となった。

しかし、その6分後、ジョッタ選手が見事な連携からゴールを奪う。

ロベルト・フィルミーノ選手のフリックがトレント・アレクサンダー=アーノルド選手に渡ると、トレント選手はすぐさま左サイドのジョッタ選手にボールを流す。このフォワードは冨安健洋選手をかわすと、アーロン・ラムズデール選手の守るゴールにシュートを流し込んだ。

ファビーニョ選手は、ガブリエル・マルティネッリ選手がシュートを打とうとした瞬間に、完璧なタイミングでブロックに入り、リヴァプールはリードを保ったままハーフタイムを迎えた。

後半

後半からマティプ選手に代えてイブラヒマ・コナテ選手が投入された。

60分すぎ、アレクサンダー=アーノルド選手のコーナーキックから、このコナテ選手がヘディングで合わせるもシュートはポストを直撃した。また、ラカゼット選手とゴードン選手がそれぞれボックス内から惜しいシュートを放つ。

ゴードン選手に代わってピッチに入った今大会のリヴァプールのトップスコアラーである南野拓実選手は、すぐにチャンスを迎えたものの、アレクサンダー=アーノルド選手のラストパスをうまくミートさせることができなかった。

しかし、リヴァプールは残り時間13分となったところで待望の追加点を挙げて、決勝進出を確実なものにした。

アレクサンダー=アーノルド選手のスルーパスを受けたジョッタ選手がラムズデール選手の上を越すループシュートでゴールを決めたが、最初はオフサイドの判定が下された。しかし、VARによるチェックの後、オンサイドであるとされ、判定が覆った。

アーセナルは劇的な逆転勝利を目指したが、試合終了間際にトーマス・パルテイ選手に2枚目のイエローカードが出されたことでその希望は打ち消された。