リヴァプールは現地時間火曜日の夜にインテルと対戦した。試合は退場者を出した相手に0-1で敗れたものの、チャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めた。

ユルゲン・クロップ監督サイドは、3週間前にサン・シーロで手にした2-0のアドバンテージとともにセカンドレグに臨んだ。

60分過ぎにラウタロ・マルティネス選手のシュートが決まり、アンフィールドには緊迫した空気が生まれた。しかし、その数分後、アレクシス・サンチェス選手が2度目のイエローカードで退場となり、インテルの反撃ムードは崩れた。

レッズは、荒れ模様となった試合をうまくクローズし、ベスト8進出を決めた。

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ハムストリングの負傷から復帰したチアゴ・アルカンタラが中盤のポジションに入った。そのチアゴ選手を含め、クロップ監督は先発メンバー4人を変更した。

ジョエル・マティプ選手、カーティス・ジョーンズ選手、ディオゴ・ジョッタ選手が先発出場を果たし、ルイス・ディアス選手、ジョーダン・ヘンダーソン選手、ナビ・ケイタ選手、イブラヒマ・コナテ選手は、土曜日のウェストハム・ユナイテッド戦が代わりにベンチに入った。

サディオ・マネ選手は、チャンピオンズリーグ出場50試合を達成した。

前半

インテルにプレッシャーがかかるなか、両チームは夜のアンフィールドでゆっくりとしたゲームの入りを見せた。レッズもまた慎重に試合に入っていった。

デンゼル・ドゥンフリース選手が試合序盤に両チームで唯一ゴールを狙った。しかし、エリア手前で放ったボレーシュートは、アリソン・ベッカー選手が容易にセーブした。

この後、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のコーナーキックをセンターバックのフィルジル・ファンダイク選手が頭で合わせ、リヴァプールの最初のシュートとなった。

セリエAの王者は、決定的なシーンこそなかったものの、クロップ監督サイドに対して圧をかけていった。

前半の途中にはKopスタンドでのアクシデントが報告されたため、アントニオ・マテュー・ラホス主審によって試合が一時中断されたが、のちに再開された。

試合再開後、アレクサンダー=アーノルド選手のセットプレーから2つのチャンスが演出される。しかし、マティプ選手のヘディングシュートはクロスバーを叩き、ファンダイク選手のシュートは枠を外れてしまった。

前半終了が近づき、アリソン選手がこの日最初のビッグセーブを見せる。ハカン・チャルハノール選手は右サイドから低い弾道のフリーキックを狙ったが、ブラジル人GKが手で弾いた。

前半アディショナルタイムには、アレクサンダー=アーノルド選手が直接フリーキックを放つも、惜しくも枠内には飛ばなかった。

後半

インテルはサンチェス選手のヘディングシュートでリヴァプールゴールに迫るが、ここはチリ人FWのポジショニングに対してオフサイドフラッグが上がった。

その後、リヴァプールが息を吹き返す。アレクサンダー=アーノルド選手は相手ゴールに迫り、GKサミル・ハンダノヴィッチ選手はセーブを余儀無くされた。

また、チアゴ選手とジョッタ選手の崩しから、相手GKがパンチングに失敗すると、そのセカンドボールに反応したモハメド・サラー選手はシュートを放つもポストを叩いた。

試合は後半も佳境に入り、激しさを増す。マルティネス選手がペナルティスポット付近から放ったシュートはディフェンスに当たり、強いスピンがかかりながら枠をかすめた。

その後、この24歳のフォワードはボックスの外から見事なシュートを突き刺し、インテルが1点を返すのに成功する。

しかし、インテルサイドの喜びも束の間、サンチェス選手がファビーニョ選手へのファールで2枚目のイエローカードを提示される。シモーネ・インザーギ監督のコーチも抗議の末に退場させられた。

試合終盤、マネ選手の巧みなパスからサラー選手が再び枠を叩くシュートを打った。最終的に2戦合計スコアは2-1となり、リヴァプールが来月の準々決勝に駒を進めた。