リヴァプールは、リスボンで行われたベンフィカとのチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグを3-1で制し、リードした。

火曜日の夜にエスタディオ・ダ・ルスで行われた試合では、イブラヒマ・コナテ選手が17分に決めたヘディングで先制し、サディオ・マネ選手が前半を締めくくる見事なプレーを見せた。

ハーフタイム後、ポルトガル代表選手はその勢いを一気に加速させ、49分にダルウィン・ヌニェス選手が低いカーブを描きながらシュートを決めた。

しかし、ユルゲン・クロップ監督率いるチームはベンフィカからのプレッシャーに耐え、後半にはルイス・ディアス選手が追加点を決め、来週水曜日にアンフィールドで行われるセカンドレグで優位に立つことを確実にした。

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クロップ監督は、週末のワトフォード戦から半数の選手を変更し、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手を右サイドバックに、ディアス選手を攻撃陣に起用し、ポルトガルでの復帰を果たした。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド (89分、ゴメス)、コナテ、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、チアゴ (61分、ヘンダーソン)、ケイタ (89分、ミルナー)、マネ (61分、フィルミーノ) 、ディアス、サラー  (61分、ジョッタ)

サブ:ケレハー、オクスレイド=チェンバレン、ジョーンズ、南野、ツィミカス、マティプ、エリオット

前半

エスタディオ・ダ・ルスは華やかな雰囲気に包まれ、両チームは6回目となるヨーロッパでの対戦の幕開けを飾った。

最初からアクションに狙いがあった。ホームチームがリヴァプールディフェンスの裏をかき、訪問者が試合をコントロールしようとする。

クロップ監督のチームは、9分以内に先制しようと試みた。マネ選手のバックヒールパスがサラー選手に渡り、サラー選手がポスト直前でシュートを放つが、ニコラス・オタメンディ選手のタックルによって阻まれた。

その後、ナビ・ケイタ選手は20ヤードからシュートを放つが、ベンフィカのGKオディセアス・ヴラホディモス選手に阻まれた。しかし、17分にレッズが先制する。

左サイドのコーナーキックから、アンディ・ロバートソン選手がファーポストにボールを放つと、コナテ選手がマーカーをかわして正確なヘディングシュートを放ち、ゴール右下隅に突き刺した。

ベンフィカは、エヴァートン選手が左サイドのスペースに侵入してきたときに反撃を試み、最終的にはシュートを放つが、アリソン・ベッカー選手の守るゴールのニアポストの外に外れた。

ディアス選手はすぐにゴールしていたかもしれない。後方から受けたボールをシュートするがヴラホディモス選手に止められた。しかし、このコロンビア人選手はすぐにリヴァプールのこの夜の2点目をアシストすることになる。

アレクサンダー=アーノルド選手からの見事なロングパスがボックス内のディアス選手に届く。そして、そして彼はゴール前で待っていたマネ選手にヘディングでパスを出し、マネ選手がゴールネットを揺らした。素晴らしいチームワークだった。

ディアス選手は左ポストを大きく外れる低い弾道でゴールに迫り、サラー選手はアレクサンダー=アーノルド選手の絶妙なパスからシュートを放つが、ヴラホディモス選手に阻まれた。一方、ハーフタイム前にラファ・シルバ選手がシュートを放つが高すぎた。

後半

前半、ホームの観客が歓声を上げる機会はほとんどなかった。しかし、後半開始から4分後にスタジアムの雰囲気が一変する。

右サイドを抜け出したシルバ選手がペナルティエリア内にクロスを送るとコナテ選手はクリアできず、ヌニェス選手はアリソン選手の手の届かないところにシュートを放ち、得点した。

勢いそのままに、ベンフィカは同点に追いつくべく、強いプレスで隙あらば速攻で攻め立てる。

60分頃にアリソン選手が慎重なセーブをした。エヴァートン選手がボックスの外から放ったシュートを、背番号1番がしっかりと手で受け止めなければならなかった。

クロップ監督は3選手の交代を行なった。マネ選手、サラー選手、チアゴ・アルカンタラ選手に代わり、ロベルト・フィルミーノ選手、ジョーダン・ヘンダーソン選手、ディオゴ・ジョッタ選手が投入された。

ベンフィカは、ヌニェス選手がエリア内でフィルジル・ファンダイク選手に倒されたPKをアピールするが、シュートスポットに飛び込もうとして、転倒したため、PKの申請が却下された。

リヴァプールはリスボンでの終盤、そのプレッシャーをなんとか抑え、来週マージーサイドで行われるセカンドレグに向けてリードを広げた。

ケイタ選手は中央でボールを運び、ディアス選手にパスを通すと、ディアス選手はGKを回り込んで空いたゴールにフィニッシュを押し込み、3-1としたのだ。