リヴァプールは土曜日の午後、ウェンブリーでマンチェスター・シティを3-2で下し、エミレーツFAカップの決勝に駒を進めた。

9分にイブラヒマ・コナテ選手が準決勝の先制点を挙げ、サディオ・マネ選手が2点を奪って3-0でハーフタイムを迎えた。

後半では、ジャック・グリーリッシュ選手とベルナルド・シウヴァ選手が点差を縮めたが、レッズはそのまま逃げ切り、2012年以来となる大会決勝への出場権を手にした。

7回の優勝を誇るチームは、5月14日にウェンブリーでチェルシーかクリスタル・パレスと対戦することになる。

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トレント・アレクサンダー=アーノルド選手、アンディ・ロバートソン選手、フィルジル・ファンダイク選手がバックラインに戻り、クロップ監督は7人の選手変更を行なった。中盤にはチアゴ・アルカンタラ選手とファビーニョ選手が入り、トップ下にはモハメド・サラー選手とマネ選手が起用された。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、チアゴ (87分、ジョーンズ) 、ケイタ (73分、ヘンダーソン)、ディアス (84分、フィルミーノ)、マネ (84分、ジョッタ)、サラー

サブ:ケレハー、ミルナー、ゴメス、ツィミカス、マティプ

前半

リヴァプールは好スタートを切り、開始わずか17分で2点のリードを得た。

ロバートソン選手のコーナーキックを受けたコナテ選手は、ナタン・アケ選手を振り切り、強烈なヘディングシュートを放ち、ゴールを決めた。

そして2点目は、レッズのハイプレスが序盤から相手を苦しめ、その結果もたらした。

ジョン・ストーンズ選手のバックパスに対して、シティのGKザック・ステッフェン選手は時間をかけすぎてしまい、マネに詰め寄られ、ボールはゴールへ流れてしまった。

前半残りも同じような形が続き、ハーフタイム1分前に、さらにリードを広げた。

リヴァプールは、チアゴ選手がペナルティエリア右にパスを出し、マネ選手がボレーシュートでニアポストへゴールを決め、よくできた動きを見せた。

後半

後半に入ると両チームとも選手交代をしなかったが、レッズの優位は失われた。

ガブリエル・ジェズス選手はボックス内でターンし、ファビーニョを交わし、フリーのグリーリッシュ選手にパスをした。そして、シティの背番号10番はシュートを決めた。

シティは試合を振り出しに戻そうとするが、アリソン・ベッカー選手が1対1の場面で2度にわたってジェズス選手のゴールを阻止した。

一方、サラー選手はオレクサンドル・ジンチェンコ選手のヘディングミスを拾い、シュートを放つが、わずかにゴールから外れた。

4分間のアディショナルタイムには、ベルナルド選手が得点を決めて3-2とし、緊迫した試合展開となった。

アリソン選手がラヒーム・スターリング選手をセーブし、ロベルト・フィルミーノ選手が4点目に迫ったが、試合終了のホイッスルが鳴り、リヴァプールは来月のウェンブリーへの復帰が決定した。

入場者数:73,793