リヴァプールは、土曜日の夜に行われたウェンブリーでの決勝戦で、チェルシーをPKで6-5で破り、2021-22シーズンのエミレーツFAカップを制覇した。

アリソン・ベッカー選手がサドンデスでメイソン・マウント選手をセーブした後、延長戦から途中交代で入ってきたコスタス・ツィミカス選手が決定的なPKを決め、レッズの栄冠を勝ち取った。

首都で行われた試合は120分間に渡り、両チームは無得点に終わった。

しかし、ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、カラバオ・カップ決勝で同じ相手と戦ったときと同じように、この試合でも勝利を収め、クラブ史上8度目のトロフィーを手にした。

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クロップ監督は、イブラヒマ・コナテ選手とアンディ・ロバートソン選手を起用し、5人の選手を変更することを選択した。

チアゴ・アルカンタラ選手とジョーダン・ヘンダーソン選手が中盤に戻り、モハメド・サラー選手がフォワードで起用された。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファンダイク (91分、マティプ)、ロバートソン (111分、ツィミカス)、ヘンダーソン、チアゴ、ケイタ (74分、ミルナー)、マネ、サラー (33分、ジョッタ)、ディアス (98分、フィルミーノ)

サブ:ケレハー、ゴメス、ジョーンズ、オリギ

前半

リヴァプールは開始9分で3つのゴールチャンスを作り出したが、いずれもキレのいいルイス・ディアス選手が絡んでいた。

まず、23番がゴール前に放ったボールにチアゴ選手が足を伸ばすが、わずかに届かなかった。その直後、同じような状況で、サラー選手はディアス選手のカットバックに合わせることができなかった。

ディアス選手はトレント・アレクサンダー=アーノルド選手の見事なアウトサイドパスに抜け出した。

エドゥアール・メンディ選手がこのシュートをセーブし、ボールがラインを越える前にトレヴォー・チャロバー選手がクリアした。そのこぼれ球にナビ・ケイタ選手が押し込むも枠外だった。

その後、チェルシーがチャンスを作った。クリスティアン・プリシッチ選手のシュートはファーポストをかすめ、マルコス・アロンソ選手のボックスへの攻撃はアリソン選手が果敢にセーブした。

リヴァプールは、サラー選手が倒れ、プレー続行不可能になったことが痛手となった。

前半終了間際には、ロバートソン選手のクロスをディオゴ・ジョッタ選手が至近距離からシュートし得点しそうになった。

後半

チェルシーはハーフタイム後、攻撃を仕掛けた。

アロンソは2度惜しいシュートを放った。最初のチャンスは枠外となり、次は角度のないところからフリーキックを放ち、クロスバーを直撃した。アリソン選手がプリシッチ選手のゴールを阻み、決定的なセーブを見せた。

一方、レッズも反撃し、ロバートソン選手はアレクサンダー=アーノルド選手のクロスを決めることができず、ディアス選手のシュートもはわずか枠外だった。

両チームはただただ攻撃し続け、ジョッタ選手、ケイタ選手、プリシッチ選手、ディアス選手が立て続けチャンスを作るが不発に終わった。

後半30分には、プリシッチ選手がゴール前でシュートを打とうとした瞬間、アレクサンダー=アーノルド選手が完璧なスライディングでボールを弾き出し、コーナーキックとなった。

リヴァプールは一瞬のうちに2度、ポストに阻まれた。ディアス選手は右ポストの外側をかすめるようなシュートを放ち、ロバートソン選手はジェームス・ミルナー選手のクロスに合わせたが、これはポストに当たって外れた。

時計が90分を回ると、ディアス選手は再び膠着状態を打破するためにチャンスを作った。しかし、彼の弧を描くようなシュートは惜しくも枠外に外れた。

延長戦、PK

リヴァプールは、フィルジル・ファンダイク選手が負傷しジョエル・マティプ選手が追加の30分間をプレーすることになる。

延長前半15分、マウント選手が唯一のシュートを放ち、緊迫した展開となった。

延長後半でも同じような展開となり、トロフィーの行方はPK戦で決まることになった。

セサル・アスピリクエタ選手は、最初にPKを失敗した。しかし、その後、サディオ・マネ選手のシュートをメンディ選手が防ぎ、チェルシーが引き留まる。

アリソン選手の強烈な掌がマウントのヒットを防いだ後、ツィミカス選手のキックにチェルシーのGKが逆に飛び込み、選手、スタッフ、サポーターの間で歓喜の輪が広がった。

入場者数:84,897