リヴァプールは、土曜日にパリで行われたチャンピオンズリーグ決勝で、レアル・マドリードに1-0で敗れた。

10回目の出場となったこの大会では、レッズが優勢に試合を進めたが、後半にヴィニシウス・ジュニオール選手のシュートでレアルが接戦を制した。

チームニュース

ユルゲン・クロップ監督は、ファビーニョ選手とモハメド・サラー選手を復帰させ、先週末に負傷して離脱したチアゴ・アルカンタラ選手が再びフィットしたため、先発メンバー3名を変更した。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、ヘンダーソン (77分、ケイタ)、チアゴ (77分、フィルミーノ)、ディアス (65分、ジョッタ)、サラー、マネ

サブ:ケレハー、ミルナー、ゴメス、オクスレイド=チェンバレン、ジョーンズ、南野、ツィミカス、マティプ、エリオット

前半

スタッド・ドゥ・フランスでのキックオフは、スタジアムの外で入場しようとしていたリヴァプールサポーターの深刻な問題のため、30分以上遅れた。

序盤は、レッズがポゼッションを支配し、前進する勢いを見せていたが、序盤は慎重な展開となった。

16分、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手が右サイドを抜け出し、ボックス内に低い弾道のクロスを送る。サラー選手はそのボールをゴールにタッチするが、ティボー・クルトワ選手が左手で素早く反応し、ボールを弾き飛ばした。

サラー選手はその直後にもレアルGKのセーブを誘い、そのライジングストライクは空中で高く弾かれ、その後、クルトワ選手はサディオ・マネ選手のゴールを阻むというセンセーショナルなセーブを見せた。

セネガル代表の選手は左サイドから巧みに攻め上がり、シュートを放つが、クルトワ選手が飛び出してポスト方向へ弾き出し、枠外へ。

しかし、レアルのカウンターアタック能力は明らかで、カルロ・アンチェロッティ監督は、チャンスがあればいつでもヴィニシウス選手とフェデリコ・バルベルデ選手を背後へ走らせた。

サラー選手は、アレクサンダー=アーノルド選手のクロスにヘディングシュートするが、クルトワ選手がセーブした。

マネ選手がポスト付近で放ったシュートは枠外で、コーナーからのクリアボールをジョーダン・ヘンダーソン選手が合わせるがシュートは大きく外れた。

カリム・ベンゼマ選手がレッズのディフェンスの裏に抜け出し、味方にパスをし、スクランブルでボールが彼の元へ戻り、ベンゼマがシュートを決めた。しかし、長時間のVARの判定によりオフサイドの判定だった。

後半

両チームとも相手のディフェンスを崩すことができないまま、緊迫した試合展開が続く。

しかし、レアルは59分に突破口を開いた。

右サイドでボールを受けたバルベルデ選手がファーポストに向けてクロスを放ち、ヴィニシウス選手がアリソン・ベッカー選手をかわしてフィニッシュした。

レッズは同点ゴールを狙いに行った。サラー選手は、エリア内でトレードマークとなる動きを見せ、カーブしたシュートをゴール左隅に放つが、クルトワ選手がまたもや決定的なセーブを見せた。

クロップ監督はディオゴ・ジョッタ選手、ロベルト・フィルミーノ選手とナビ・ケイタ選手をベンチから投入し、リヴァプールは同点ゴールを狙いにレアル陣地に攻め込んだ。

クルトワ選手は、ジョッタ選手の巧みなヘディングシュートをゴール前で跳ね返し、サラー選手のシュートを再び阻止した。

サラー選手は、エリア内でフェルラン・メンディ選手の脇をすり抜け、シュートを放つなど、見事な足技でシュートチャンスを演出した。しかし、またもやクルトワ選手が枠外へ弾いた。

そして、レアルは終盤で踏ん張り、2021-22シーズンの欧州王座を手にした。