リヴァプールは、アンフィールドで行われたプレミアリーグホーム開幕戦でクリスタル・パレスに1-1の引き分けに終わった。

開始30分で、ホストチームが支配した後、パレスはカウンターアタックから飛び出し、ウィルフリッド・ザハ選手が冷静なフィニッシュで先制した。

レッズは残り30分余りでホームデビュー戦のダルウィン・ヌニェス選手をレッドカードで失ったが、ルイス・ディアス選手の見事なランニングとシュートによって同点に追いついた。

ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、人員不足の中、勝利を目指して攻め続けたが、2試合連続で勝ち点1を得るに留まった。

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ナサニエル・フィリップス選手は2021年5月以来となるプレミアリーグ先発出場を果たし、ジョエル・マティプ選手は筋肉疲労のため欠場し、ジョー・ゴメス選手がベンチに名を連ねた。

ヌニェス選手は、予防措置として欠場したロベルト・フィルミーノ選手に代わって攻撃陣としてフル出場し、ハーヴィー・エリオット選手とジェームズ・ミルナー選手は中盤で先発出場した。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、フィリップス (63分、ゴメス)、ファンダイク、ロバートソン (63分、ツィミカス)、ファビーニョ、ミルナー (63分、ヘンダーソン)、エリオット (79分、カルバーリョ)、ディアス、サラー、ヌニェス

サブ:アドリアン、ケイタ、クラーク、バイチェティッチ、ファンデンベルフ

前半

2022-23シーズンの最初のホームゲームで、アンフィールドの観衆に熱狂的に迎えられたレッズは、立ち上がりから優勢に試合を進め、60秒以内にゴールを決めるチャンスがあった。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のクロスはビセンテ・グアイタ選手がパンチングしてヌニェス選手から外し、ミルナー選手はルーズボールに飛びついてボックス内に入ったが、シュートは高すぎた。

次にエリオット選手がボックス内で何度も揺さぶりながら放った低いシュートは、ゴール下を通過するところでヨアキム・アンデルセン選手に阻まれた。その後、ヌニェス選手がアレクサンダー=アーノルド選手のパスを受けてシュートを放つが、これは枠を外れた。

前半の半ばには、リヴァプールの66番が中央へクロスを送り、モハメド・サラー選手が合わせるが、ゴール右へ大きく外れた。

30分には、アレクサンダー=アーノルド選手が巧みな対角線シュートを放ち、ゴール前に走りこんだサラー選手に合わせたが、サラー選手のフリックヘディングはグアイタ選手にキャッチされた。

そして、その直後にパレスがリードを奪った。

エベレチ・エセ選手は、ザハ選手がオフサイドトラップを回避した隙に、敵ディフェンスの背後にパスを送った。イーグルスのフォワードが走り、ゴール左側からアリソン・ベッカー選手の手をかすめるように低い弾道のシュートを放ち、ファーサイドの隅に流し込んだ。

また、サラー選手のセットプレーからエリオット選手が放ったヘディングシュートは、グアイタ選手にキャッチされるなど、得点には至らなかった。また、アリソン選手はザハ選手が逆サイドから突破した際、ラインから駆け寄り、止めなければならなかった。

アディショナルタイムには、ショートコーナーからエリオット選手がヌニェス選手にパスを送り、27番がシェイク・ドゥクレ選手に阻まれながらもシュートを放ったが、右ポストに当たって外れた。

後半

リヴァプールは試合をひっくり返す攻撃に取り掛かり、サラー選手がヌニェス選手のために、エリア内で糸を引くようなパスでチャンスを演出した。

ヌニェス選手はバランスを保ちながら左足でゴールに向かってシュートを放ったが、戻ってきたジョエル・ウォード選手に阻まれ、主審はハンドボールの抗議を拒否した。

試合の様子が一変したのは、60分前後の4分間であった。

まず、ヌニェス選手がアンデルセン選手と口論になり、頭突きをしてしまったため、レッドカードを提示された。

しかし、ディアス選手の見事な個人プレーによって、再び同点に追いつくことができた。

このコロンビア代表の選手は、左サイドからスラロームのようなドリブルで相手選手を4、5人抜き去り、弧を描いてコップエンドのネットの右隅に見事なシュートを放った。

しかし、2分後、訪問者のザハ選手がゴールポストのスペースに飛び出し、ポストを叩くという絶好のチャンスを逃した。

サラー選手、ファビオ・カルバーリョ選手ともにシュートを放ったが、グアイタ選手のゴールの枠を外れて時間が過ぎ、試合終了のホイッスルが鳴って、勝ち点1を分けあった。