ユルゲン・クロップ監督は、現地時間水曜夜に行われるチャンピオンズリーグ、ナポリ戦に向け、チアゴ・アルカンタラ選手を含む21名を招集。そのなかから先発メンバーが選ばれる。

レッズはナポリの地でグループAの開幕戦を戦うが、ここ数日でフルトレーニングへの復帰を果たしたMFチアゴ・アルカンタラ選手も招集メンバーに含まれた。

背番号6番がセリエAのチームとの対戦に出場可能か否かについて、クロップ監督は以下のようにコメントしている。「彼は準備ができている。どの程度プレーできるかは確認が必要だ」

ジョーダン・ヘンダーソン選手は、今月のインターナショナルブレイク後までピッチを離れることとなっており、ファビオ・カルバーリョ選手カーティス・ジョーンズ選手についても、先週の怪我の影響からナポリへの遠征には帯同していない。

クィーヴィーン・ケレハー選手イブラヒマ・コナテ選手カルヴァン・ラムゼイ選手ナビ・ケイタ選手およびアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手の5名もフィットネス面において調整中であり、起用不可の状態が続いている。

ユヴェントスからのレンタル移籍から一週間も経たないうちに、アルトゥール・メロ選手は新たなヨーロピアン・カップの戦いに臨むため、リヴァプールと共にイタリアへと戻ってきた。

試合前の記者会見で監督は、このブラジル人選手のチームへの溶け込み具合について以下のように説明した。「アルトゥールが今求めているものは、シンプルに、フットボールをプレーすること、そしてトレーニング。そういうことだ。彼はユーヴェでしばらくチームトレーニングに参加していなかった。だから適切なチームトレーニングが必要だし、それこそ私たちが彼と今取り組んでいることなんだ」

「彼が何分間かプレーするかと聞かれれば、答えは『イエス』だ。彼がフル出場すべきかと聞かれれば、答えは『ノー』だ。なぜならそれぞれの公式戦の強度に慣れる必要があるからね」

「彼はよくやっているし、トレーニングでは全力を出してくれている。だが、我々は彼について慎重になるべきだし、その中で起用できるかどうか見極めようと思っているよ」

昨シーズン、ナポリで18ゴールを記録したヴィクター・オシムヘン選手は、筋肉系のトラブルの影響でリヴァプール戦への出場が疑問視されている。

しかし、ルチアーノ・スパレッティ監督は、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナでのグループA初戦を前に、このフォワードに対して状態を確かめるためのあらゆるチャンスを与えることを明かしている。

スパレッティ監督は、現地時間火曜の試合前会見で以下のように話した。「昨日、彼はいくらか痛みがあることを説明してくれた。だから、その日はトレーニングには参加せず、今日は個別トレーニングを行った」

「もし彼の状況が今日より良くなるようであれば、明日はグループトレーニングに参加してもらう。そして、明日彼自身も大丈夫だと判断すれば、シュート練習やその他のボールを使った練習をしようと思っているし、今朝のように出場に前向きであれば、彼は起用メンバーの選択肢に入ってくるだろう」

一方で、同僚のアタッカーであるイルビング・ロサーノ選手は、直近のラツィオ戦での負傷交代の影響もなく今回の対戦に備えてフルトレーニングもこなしていることから、現在セリアAで2位を維持しているチームにとっても起用の最有力候補となるはずだ。レッズとの対戦について、スパレッティ監督は以下のように付け加えた。「我々は久しぶりにチャンピオンズリーグに復帰し、この大会で最も象徴的なチームの1つと戦う」

「しかし、我々は賞賛や賛辞を得るためにピッチに立つのではなく、自分たちの満足のいくパフォーマンスを発揮するためにピッチに立つのだ。勝利を掴みにいきたいと思っているし、これが我々から送るシグナルだ」

「(現地時間先週土曜に2-1で勝利したアウェイでの)ラツィオ戦で2点目を決めた後、私はリードを守る3点目を取りにいくために攻撃的な交代カードを切った」

「リヴァプールと相まみえる時には、一定のクオリティが求められる。彼らは“トータル・フットボール”を実践しているからだ」

 

直近の試合

ラツィオ 1-2 ナポリ (9月3日): メレト、ディ・ロレンツィ、キム、ルイ、ザンボ、アンギサ、ロボトカ、ロサーノ、ジエリンスキ、クヴァラツヘリア、オシムヘン

エヴァートン 0-0 リヴァプール (9月3日): アリソン、アレクサンダー=アーノルド、ゴメス、 ファンダイク、ツィミカス、ファビーニョ、エリオット、カルバーリョ、ディアス、サラー、ヌニェス