リヴァプールのカラバオ・カップ防衛戦は、木曜日の夜4回戦でマンチェスター・シティに3-2で敗れ、幕を閉じた。

両チームの国内シーズンが再開され、エティハド・スタジアムでのイベント満載のオープニングハーフで、アーリング・ハーランド選手とファビオ・カルバーリョ選手が得点した。

そして後半に入っても、リヤド・マフレズ選手が47分、モハメド・サラーが48分にそれぞれゴールネットを揺らすなど、激しい試合展開が続く。

しかし、最終的に準々決勝進出を決めたのはシティだった。ナタン・アケ選手のヘディングシュートが決定的なゴールとなった。

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ロベルト・フィルミーノ選手が負傷で欠場したため、ダルウィン・ヌニェス選手、カルバーリョ選手、そしてサラー選手が先発した。

ファビーニョ選手とジョーダン・ヘンダーソン選手はワールドカップ出場に伴い、ベンチ入りした。

リヴァプール:ケレハー、ミルナー(38分、フィリップス)、ゴメス、マティプ、ロバートソン、バイチエティッチ、(46分、ファビーニョ)、チアゴ(70分、ケイタ)、エリオット(57分、ヘンダーソン)、カルバーリョ(46分、オクスレイド=チェンバレン)、サラー、ヌニェス

サブ:アドリアン、ツィミカス、ラムゼイ、ドーク

前半

開始早々、シティが最初のチャンスを作る。しかし、スルーパスに反応したハーランド選手は、高すぎるシュートを放ち、ケレハー選手のゴールを越えてしまった。

その直後、ヌニェス選手がボックス内でシュートを放つが、アイメリク・ラポルト選手がブロックした。

ハーランド選手はオフサイドの判定を避けながら右サイドを突破し、コール・パルマー選手にボールを送るが、パルマー選手はサイドからのシュートに失敗し、ボールは枠を外れた。

しかし、10分、ケヴィン・デ・ブライネ選手が左サイドのスペースでボールを受け、クロスをあげると、ハーラント選手がケレハー選手の頭上を通過するシュートを放ち、ホームチームが突破口を開いた。

レッズが反撃を試みる中、ヌニェス選手はオフサイドポジションからポストへの一撃を放つ。そして、ユルゲン・クロップ監督のチームは20分後に同点に追いついた。

ジョエル・マティプ選手が後方からボールを運び、ボックス右端にいたジェームズ・ミルナー選手へ巧みなパスを出した。そして彼は、カルバーリョ選手が待っているところにボールを転がすと、ゴール左下隅に正確なシュートが決まった。

試合のペースは容赦なく、インターバル前に両チームともビッグチャンスを作った。

マフレズ選手がヘディングでフリックし、デ・ブライネ選手が右サイドに抜け出す。中央のハーランド選手をおとりにして、イルカイ・ギュンドアン選手にクロスを上げた。しかし、ギュンドアン選手の低いシュートはケレハー選手の足に阻まれた。

コーナーキックのクリアからシティが攻撃を再開すると、デ・ブライネ選手が深い位置からボールを振り、アケ選手がゴール前にシュートを送るが、これもケレハー選手に阻まれる。

リヴァプールは、38分にミルナー選手が負傷し、ナサニエル・フィリップス選手がベンチから投入され、ジョー・ゴメス選手が右サイドバックに回された。

ヌニェス選手は2度、左ポストを大きく外れるシュートを放った。最初はゴメス選手の背後へのパスに反応。そしてアディショナルタイムにはアンディ・ロバートソン選手の落としたセットプレーに合わせた。

後半

ハーフタイム後、試合が落ち着くことはなく、後半再開後3分以内に1点ずつゴールが決まるという激しい攻防が繰り広げられた。

まず、マフレズ選手が右サイドでパスを受け、中に入ってシュートまで持ち込むと、ケレハー選手の手をかすめるようなカーブシュートを描き、シティがリードを取り戻した。

しかし、レッズはこの夜2度目の同点弾を一瞬のうちに、しかも見事なゴールで決めてみせた。

ハーフタイムに交代したアレックス・オクスレイド=チェンバレン選手が見事にボールをキープし、左サイドのヌニェス選手へアウトサイドでパスを出した。ウルグアイ人選手が抜け出し、中央のサラー選手にパスを出し、シュテファン・オルテガ・モレノ選手がゴールから出てくると、シュートを決めた。

60分頃、ヘンダーソン選手もベンチから出場し、シティが3ゴール目を決めた。

タッチライン際でのショートコーナーで、デ・ブライネ選手がファーポストにクロスを送ると、アケ選手がケレハー選手の横を通過するヘディングシュートを決め、3-2とした。

オクスレイド=チェンバレン選手がボックス内でアケ選手のチャレンジを受けて倒れたとき、リヴァプールはPKをアピールしたが却下され、その後、ヌニェス選手に明確なチャンスが与えられた。

ゴメス選手のスルーパスにヌニェス選手が反応し、オルテガ・モレノ選手と1対1になったが、シュートはゴールポストの左側に外れた。

そして、時間が経つにつれてチャンスは増えたものの、これ以上の得点はなく、シティがカラバオ・カップベスト8に駒を進めた。