日曜日にウェンブリーで行われた2024年カラバオカップ決勝で、フィルジル・ファンダイク選手がリヴァプールを1-0の勝利に導いた。

レッズのキャプテンは、この大会の延長戦の終盤でゴールを決め、クラブ記録更新となる10度目のタイトルをもたらした。

ファンダイク選手は118分、コスタス ・ツィミカス選手のコーナーからヘディングシュートを決めた。両チームとも試合序盤に多くのチャンスを作るが、ポスト直撃やオフサイドによるゴール取り消しにより、ゴールを得られなかった。

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ミッドウィークにアンフィールドでルートン・タウンを破ったメンバーから2人変更し、ジャレル・クアンサ選手とジョー・ゴメス選手に代えてイブラヒマ・コナテ選手とアンディ・ロバートソン選手を起用した。

ケレハー、遠藤、ファンダイク、コナテ (106分、クアンサ)、ディアス、マクアリスター (87分、マコーネル)、ガクポ (87分、ダンズ)、エリオット、ロバートソン (87分、ツィミカス)、フラーフェンベルフ (27分、ゴメス)、ブラッドリー (72分、クラーク)

サブ:アドリアン、クーマス、ニョーニ

前半

序盤のロングレンジシュートが放たれた後、両GKは決定的なセーブを見せた。

アクセル・ディサシ選手の背後をコーディ・ガクポ選手が侵入した後、ジョルジェ・ペトロビッチ選手がエリア内でルイス・ディアス選手の低いシュートを防いだ。

もう一方では、コナー・ギャラガー選手のクロスのクリアを押し込もうとしたコール・パーマー選手が、至近距離からゴールを決めるかと思われたが、クィービーン・ケレハー選手がゴール前に飛び出し、強烈なシュートを防いだ。

レッズは前半の半ばに、ライアン・フラーフェンベルフ選手がモイセス・カイセド選手のチャレンジを受けて担架で運ばれるアクシデントに見舞われた。その代わりにゴメス選手が投入された。

32分、チェルシーがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定ですぐに旗が上がり、VARによって判定が確定した。ニコラス・ジャクソン選手が裏へ抜け出すのが早く、ゴール前のラヒーム・スターリング選手がネットを揺らすが、オフサイドの判定。

しかし、リヴァプールが劣勢に立たされたとき、あと一歩のところでリードを奪えそうだった。ロバートソン選手がボックス内にクロスを入れると、ガクポ選手のヘディングシュートはポストを叩き、リバウンドはクリアされた。

ハーフタイム最後のチャンスもレッズのものとなり、貴重な攻撃はコナー・ブラッドリー選手のボックス内からのシュートがブロックされて終わった。

後半

後半開始早々、チェルシーはカウンター攻撃からチャンスを作る。しかし、エンソ・フェルナンデス選手はギャラガー選手のパスをエリア内で合わせることができなかった。

ガクポ選手からのクロスをハーヴェー・エリオット選手がボレーシュートするが、ペトロヴィッチ選手に弾かれてしまう。

60分頃、リヴァプールはVARによってゴールが取り消される。左サイドからのロバートソン選手のフリーキックにファンダイク選手が頭で合わせたが、長い判定の結果、遠藤航選手はオフサイドだったと判断された。

試合展開はますますオープンになっていった。ディサシ選手はブルーズを先制させることができたが、コーナーキックのこぼれ球を1ヤード先のポストでうまく合わせられなかった。

その数分後、パルマー選手のクロスをギャラガー選手が繊細なフリックでシュートしたが、ポストに当たって枠を外れた。

一方、ゴメス選手は角度のないところから強烈なシュートを放つが、ペトロヴィッチ選手に弾かれた。

リヴァプールは後半、3度にわたってケレハー選手のセーブを必要とした。

まず、ゴール前でギャラガー選手がシュートを放つ前にケレハー選手がセーブした。そしてアディショナルタイム2分には、パルマー選手からのシュートを足で防ぎ、クリストファー・エンクンク選手のシュートをセーブした。

延長戦

ファンダイク選手がコーナーキックからのボールをゴール前へ折り返し、ジェイデン・ダンズ選手が至近距離からヘディングシュートを放つが、ペトロビッチ選手が弾き出した。一方、エリオット選手はディアス選手の切り替えからサイドネットにシュートを放った。

延長後半には、ノニ・マドゥエケ選手がボックスの外から放ったシュートをケレハー選手が低いダイブで防いだ。その後、ツィミカス選手がシュートを放つがペトロヴィッチ選手がセーブした。

終了5分前にはエリオット選手に絶好のチャンスが訪れた。ツィミカス選手の送球をバックポストでヘディングシュートを放ったものの、ペトロビッチの足に阻まれた。

しかし、チェルシーとの決勝戦がPK戦にもつれ込むと思われた矢先、リヴァプールの主将がトロフィーを手にする瞬間を迎えた。

ファンダイク選手はツィミカス選手からのコーナーキックでミハイロ・ムドリク選手の前に飛び出し、ヘディングシュートをファー隅に突き刺し、ウェンブリーのレッズファンに熱狂的なシーンをもたらした。