ルイス・クーマス選手とジェイデン・ダンズ選手のゴールで、リヴァプールはサウサンプトンに3-0で勝利し、エミレーツFAカップ準々決勝進出を決めた。

アンフィールドで行なわれた5回戦で、シニアデビュー戦となったクーマス選手はハーフタイム前に先制点を挙げた。

このリードは、レッズのアカデミー出身のダンズ選手によってさらに広げられ、ダンズ選手は73分と88分にコップの前でゴールを決めた。

この結果、ユルゲン・クロップ監督率いるチームはベスト8でマンチェスター・ユナイテッドと対戦することになった。

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トランメア・ローヴァーズからU11でアカデミーの一員となったクーマス選手は、チェルシーを破ったカラバオカップ決勝の先発メンバーから6人変更したうちの一人だった。

ケレハー、ゴメス、ファンダイク (46分、コナテ)、ガクポ (90分、ゴードン)、エリオット (78分、ニョーニ)、ツィミカス、クラーク、マコーネル (62分、マクアリスタ)、クーマス (62分、ダンズ)、クアンサ、ブラッドリー

サブ:アドリアン、ディアス、スカンロン、ナロ

前半

1分も経たないうちにネットを揺らし、訪問者が良いスタートを切った。セコウ・マラ選手のゴール後にオフサイドの旗が上がったが、しかし、その直後にも訪問者にチャンスは訪れる。

5分、カマルディン・スレマナ選手がリヴァプール陣内18ヤードからサイドシュートを放つが、ポストをかすめ後方に弾かれる。

その60秒後には、ジェームス・マコーネル選手を振り切ったマラ選手が至近距離からシュートを放つが、クィービーン・ケレハー選手が好セーブで阻んだ。

その後、ジョー・ロスウェル選手がクリアされたコーナーキックのこぼれ球をレッズのペナルティエリア内に飛び込んだが、低い弾道のシュートは枠を捉えられなかった。

一方、ホストチームの最初のチャンスはサウサンプトンのゴールキックに対するハイプレスが成功した後に訪れた。マコーネル選手がボールを奪い返し、コーディ・ガクポ選手にパスを出したが、彼は複数のディフェンスからプレッシャーを受け、ボックス内で上手く合わせることができなかった。

ボビー・クラーク選手が遠目からシュートを放った後、スレマナ選手はリヴァプール陣内にスペースを見つけ、ジャレル・クアンサ選手のチャレンジをかわし、シュートを放つがケレハー選手にセーブされた。

しかし、レッズは前半の終盤に最高のプレーを見せた。

ハーヴェー・エリオット選手が放ったロングレンジのシュートはGKジョー・ラムリー選手を渾身のセーブに追い込み、その1分後には突破口が開かれた。

クラーク選手からのパスを受けたクーマス選手は、中に切れ込み、ボックス手前で相手を交わして、素早いシュートを放つ。そのシュートは相手に当たり、左隅へ決まった。

その直後、先制点を挙げた選手がガクポ選手のゴールをアシストしかけたが、シュートは大きく外れた。

後半

セインツの反撃は後半開始から数分のうちに訪れそうになった。

サミュエル・エドジエ選手が後方ポストに向かってドリブルしたボールからスレマナ選手がシュートを放ったが、ケレハー選手は地面に倒れこんでセーブした。その直後、シア・チャールズ選手のクロスからヤン・ベドナレク選手がシュートを放つ。

リヴァプールは52分にも2-0としかけた。素晴らしい流れから、ガクポ選手がシュートを放ったが、ゴールにはならなかった。

サウサンプトンにもチャンスは訪れたが、コーナーキックのこぼれ球を拾ったシャルル選手がサイドネットを揺らし、得点には至らなかった。

レッズは2点差に詰め寄ろうと懸命に攻め続け、もう一人の若手を投入した。

クーマス選手の代わりに投入されたダンズ選手は、エリオット選手のパスに反応してエリア内に飛び込むと、ベテランのような落ち着きでボールを持ち上げて、突進してきたラムリー選手の上を越えた。

コナー・ブラッドリー選手が放ったシュートはラムリー選手に防がれたが、この交代出場の選手は本能的な反応でリヴァプールのリードを広げた。