リヴァプールはモハメド・サラー選手が試合終盤にPKを決めるが、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドと2-2の引き分けに終わった。

前半はレッズが優勢に試合を進め、ルイス・ディアス選手のミドルシュートで1点をリードして折り返したが、後半中盤にはブルーノ・フェルナンデス選手とコビー・マイヌー選手のゴールでユナイテッドがリード。

しかし、ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールは、84分、ハーヴィー・エリオット選手がエリア内で倒された後に得たPKを、サラー選手が冷静にゴールに押し込み、引き分けに持ち込んだ。

この結果、リヴァプールは得失点差で首位アーセナルに次ぐ2位をキープし、3位マンチェスター・シティとの勝ち点差は1となった。

チームニュース

遠藤航選手は木曜日のシェフィールド・ユナイテッド戦から変更した3名の1人で、アンディ・ロバートソン選手とジャレル・クアンサ選手も先発した。

リヴァプール:ケレハー、遠藤 (69分、エリオット)、ファンダイク、ディアス、ショボスライ (66分、ジョーンズ)、ヌニェス (69分、ガクポ)、マクアリスター、サラー、ロバートソン、クアンサ、ブラッドリー (66分、ゴメス)

サブ:アドリアン、コナテ、ツィミカス、フラーフェンベルフ、ダンズ

前半

雨が降りしきるマンチェスターで、ホームの観衆はアレハンドロ・ガルナチョ選手が背後を突いてゴールを決め、先制したかと思ったが、オフサイドの旗が立っていた。

しかし、その後はリヴァプールが優勢に試合を進め、23分にディアス選手が先制点を挙げる。

ロバートソン選手のコーナーキックにダルウィン・ヌニェス選手が飛び込むと、ディアス選手はファーポストでフリーの状態で、6ヤードからボールをゴールに流し込んだ。

レッズはその後もチャンスを作り続け、2点差に詰め寄った。

カウンターアタックからディアス選手がサラー選手のやや後方へパスを出すが、アンドレ・オナナ選手の守るゴールへシュートを決めることができなかった。その後、ドミニク・ショボスライ選手のパスを受けたヌニェス選手がカーブシュートを放つが枠外だった。

その後、ディアス選手とコナー・ブラッドリー選手のシュートはいずれも阻まれ、ユナイテッドはこれ以上のダメージを受けることなくハーフタイムを迎えた。

後半

後半も前半と同じように、リヴァプールがリードして始まった。ヌニェス選手はビルドアップでボールに関与した後、エリア内でルーズボールをゴール前に蹴り込んだが、最後のブロックで阻まれた。

しかし、試合の流れは、再開から5分後、クィービーン・ケレハー選手がビルドアップに参加するはずだったにもかかわらず、足止めを食らい、フェルナンデス選手がクアンサ選手のルーズパスを拾い、センターサークルの内側からロングシュートで同点ゴールを決めた。

ケレハー選手はマーカス・ラッシュフォード選手のシュートをセーブする必要があった。その後、リヴァプールが優位に試合を進めるチャンスを逃すと、マイヌー選手のシュートでホストチームがリードする。

リヴァプールはこの試合一番の勢いを見せ、ディアス選手のシュートをオナナ選手が危険なエリア内で弾き返すと、サラー選手が至近距離からシュートを放つが枠外だった。

しかし、同点ゴールはすぐそこまで迫っていた。交代出場のエリオット選手がボックス内でファウルを受けると、サラー選手はそのPKを蹴り、12ヤードから冷静にオナナ選手にシュートを放ち、ゴールを決めた。

このゴールに対するエジプト人のリアクションは、できるだけ早くプレーを再開させるためにネットからボールを掴み取ったもので、リヴァプールが残り6分のアディショナルタイムで勝機を見出そうと焦っていたことを物語っていた。

94分、ロバートソン選手のボールがディアス選手をとらえたが、ディアス選手は至近距離からバーを越えるシュートを放ち、試合は引き分けに終わった。