日曜日のFAカップ3回戦でのエヴァートン戦で南野拓実選手がリヴァプールでのデビューを果たせるかもしれない。

この日本代表選手は1月1日より正式にレッズ所属の選手となった。アンフィールドでのマージーサイドダービーで南野選手がメンバーに選ばれる可能性についてユルゲン・クロップ監督が口にした。

「タクミはもうチームに合流してトレーニングを3回こなしている。多い数ではない。だけれども、それがフットボールというものだ。」

金曜日の会見で指揮官はこう答えた。

「ザルツブルクがウィンターブレイクに入った時、彼も休暇が取れただろう。彼の休暇中にここのトレーニングに呼ぶことは契約上できなかった。彼には日本に帰国する時間もあったし、それは良いことだった。ここに到着した時も良いコンディションだったよ。まあ、どうなるかはこれからわかることだ。」

金曜日の会見の時点では、クロップ監督はまだナビ・ケイタ選手の精密検査の結果を待っている段階だった。ケイタ選手は木曜日のシェフィールド・ユナイテッド戦の試合前のウォーミングアップの時からそけい部の違和感をうったえていた。

リヴァプールの8番はエヴァートン戦には出場しない。一方でクロップ監督は、足首の怪我から復帰しトレーニングへの参加も果たしたライアン・ブリュースター選手をメンバーに加える考えを示している。

また、ファビーニョ選手(足首)、デヤン・ロヴレン選手(筋肉)、ジョエル・マティプ選手(ひざ)、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手(足首)、そしてジェルダン・シャチリ選手(ハムストリング)らはそれぞれの怪我により今季2度目のダービー戦を欠場するとみられている。

シェフィールド・ユナイテッド戦後の選手らのコンディションをみてから次戦のラインナップで何名変更することになるかを判断する、とクロップ監督は述べた。

また、監督は次のように答えている。

「どのように入れ替えるか?少しかもね。これからわかるよ。私たちにとって(今日は)まだ試合の翌日。だからまだ選手の様子をうかがっているところだ。どう感じているのか、タフだった昨晩(木曜日)の試合からどうリカバリーしているのかをね。」

「選手達は素晴らしい試合をしてくれた。試合を支配して、たくさん走り、力を尽くしてくれた。現時点ではまだラインナップを考えることができない。もし仮に、自分が今そうしたいとしても、できないんだ。繊細な決断だからこそ、簡単ではない。」

エヴァートンサイドでは、ベルナルジ選手ファビアン・デルフ選手がともにひざの故障でフィットネスチェックを受ける予定であり、モルガン・シュネイデルラン選手は万全の状態であることを、カルロ・アンチェロッティ監督が明らかにしている。

現地時間金曜日の会見で、エヴァートン指揮官はメディアにこう話している。

「ベルナルジについては、今日(金曜日)のトレーニングで状態をみる。シュネイデルランはすでにトレーニングに参加できているし、もうプレーできる状態だと思うよ。ファビアン・デルフに関してはひざの状態に問題がある。昨日(木曜日)精密検査をしたけれど、結果は良かった。ただ、今日改めてチェックする必要がある。」

「他の選手は大丈夫だ。疲労はややたまっているが、いつもと同じ状態だ。まだ時間はある。まだ試合まで2日あるから、しっかりリカバリーして準備を整えていくよ。」

アレックス・イウォビ選手(ハムストリング)は、長期離脱を強いられているアンドレ・ゴメス選手ジャン=フィリップ・グバミン選手らとともにメンバーから外れる見込みだ。

前節(プレミアリーグ)

リヴァプール 2-0 シェフィールド・ユナイテッド(1月2日):アリソン、アレクサンダー=アーノルド、ゴメス、ファンダイク、ロバートソン、ヘンダーソン、ミルナー、ワイナルドゥム、マネ、サラー、フィルミーノ

マンチェスター・シティ 2-1 エヴァートン(1月1日):ピックフォード、コールマン、ミナ、 ホルゲート、シディベ、ディーニュ、デルフ、デイヴィス、シグルズソン、リシャルリソン、キャルヴァート=ルーウィン