トッテナム 0-1 リヴァプール:5つの注目ポイント
土曜日のプレミアリーグ、リヴァプールはロベルト・フィルミーノ選手の前半のゴールで敵地トッテナム・ホットスパー戦での勝利を手にした。
ブラジル人選手のハーフタイム直前の印象的なゴールにより、順位表においてレッズはさらなる首位固めに入った。
この試合から注目すべきポイントを5つ取り上げよう。
ヒストリーメイカー
この試合で勝ち点3を獲得したことで、我々は歴史に残る記録をいくつか樹立した。順番に見ていこう。
はじめに、ユルゲン・クロップ監督率いるチームは欧州5大リーグにおいてもこれまででシーズン開幕から最も良いスタートを切っている。
21試合で61ポイントというのはこれまでに前例がない。これは2017-18シーズンのマンチェスター・シティが同試合数で獲得した59ポイントを凌ぐ。
また、リーグ戦38戦連続で無敗を保っている。レッズはここまで104ポイントを稼いでいることになる(33勝5分)。これは38試合におけるプレミアリーグ記録である。
これはマンチェスター・シティ(2017-18シーズン)とチェルシー(2015年)が記録した102ポイントを上回る。
そして最後に、フィルミーノ選手のゴールは別のクラブ記録に並ぶものになった。リヴァプールが開幕から21戦で得点を記録したのは1933-34シーズン以来となる。
信じられない。
ゴールと「目」
素晴らしいボディーフェイント、足元に抜け出すボールタッチ、そして相手を打ち負かすフィニッシュ。そうして得点は1-0とリヴァプールがリード。
フィルミーノ選手はゴールパフォーマンスで自身の片目覆ってゴールを祝った。フィルミーノ選手は昨季の同じトッテナム戦で目を負傷していたのだ。もちろん、フォワードのパートナーであるサディオ・マネ選手もそのパフォーマンスを真似していた。
背番号9は直近に出場した6試合のうち5試合でゴールを決めているが、彼自身は満足していないようだ。
「試合後にハグをしようと彼のもとに向かったら、彼は立ち止まって話し始めたんだ」試合後の記者会見でこう明かしたのはクロップ監督だ。
「『もっとゴールを決めないといけなかったね』と彼は言っていたよ。私が言いたかったこととは大違いだ!」
安心安全のディフェンス
この勝利はリヴァプールの最終ラインによる屈強なディフェンスによってもたらされたものだ。
「特に後半のトッテナムはプレッシングを強め、我々にとって非常に難しい試合となった」とフィルジル・ファン ダイク選手は後に語った。「もっとうまくプレーしなければならなかったものの、勝ち点3をとれたことは最高だ。その点については非常に嬉しいよ」
アリソン・ベッカー選手は試合を通して4回のセーブでゴールを守り、さらには果敢な飛び出しでトッテナムのカウンターアタックの脅威を退けた。
さらに、後半にデレ・アリ選手がゴールに迫ったシーンではファン ダイク選手が素晴らしい決死のブロックをした。
これによりプレミアリーグ6試合連続でのクリーンシートになる。これは2006年12月以来の記録だ。
ワンダフル・ワイナルドゥム
No.5のパフォーマンスには眼を見張るものがあった。
ワイナルドゥム選手は今ゲーム最多となる12回のボール奪取数を記録した。これがトッテナム相手の勝利に貢献した彼の重要性物語っている。なお、次点は9回となっている。
このミッドフィルダーはピッチの至るところをカバーすると、敵陣において48本のパスを記録し、その成功率は91.7パーセントであった。
彼は試合後、サポーターから当然のごとく拍手喝采を受けた。
待ち受ける強大な敵
「このまま進み続けよう」。これはドレッシングルームで選手にかけられたメッセージだ。
「シーズンはまだまだ先が長い。そしてタフな対戦もたくさん残っている。特に次節は相当タフなものになるだろう。そのためにも着実に準備をしていこう」とクロップは言う。
リカバリーのための時間は十分にある。オフ後に再び集まり、来たる試合に備える。
次節では、日曜日にマンチェスター・ユナイテッドがアンフィールドに乗り込んで来る。レッズは現在保持しているあらゆる記録のさらなる更新に臨む。
「日々トレーニングをするときや試合に挑むときには以前よりもよいプレイをするように心がけている」とワイナルドゥム選手は語る。「常に改善しようと努力している」
ここまで21試合をこなし、残りは17試合。