リヴァプールの信じられないような快進撃は選手たちが自分たちに課している高い水準の賜物であるとリッキー・ランバート氏は信じている。

元レッズのこのストライカーは自身も現役時代に過ごしたチームが2位に22ポイント差をつけてプレミアリーグの首位に立ち、今季ここまで25試合で勝ち点を落としたのは僅かに1度だけという偉業に喜びと尊敬の念を抱いている。

ユルゲン・クロップ監督率いるチームは遡ること2019年1月からリーグ戦で合計42戦負けなしを記録している。昨年6月にはヨーロッパチャンピオンにも輝いている。

「現在の状況はまさにアンビリーバブルだ」とLiverpool.comに語るのは、2014-15シーズンをアンフィールドで過ごしたランバート氏だ。

「今のリヴァプールが到達しようとしているレベルは信じられないほど素晴らしい。これまでに見たことがないよ。今季のレッズの活躍ぶりを目の当たりにできるのは信じがたいことだ」

「この街はざわついている。私の家族も騒いでいるよ。実際に見ることができて嬉しいよ。私ともプレーした何人かの選手たちはまだその舞台に立ち続けているし、そんな彼らの活動を見ることができる。それは本当に素晴らしいことだ。私は嬉しいよ」

「彼らがこなしてきた練習量はとてつもないものだ。彼らが到達しようとしているレベルは信じられないものだ。プレミアリーグでプレーするということがどういうことか、そして各チームのレベルも知っている。こんなチームは初めてだ。嬉しいことだ」

チームを外側から見ているランバート氏は、監督の哲学がロッカールームでの強いリーダーシップに後押しされる形でこの力強いチームスピリットを築き、負けないリヴァプールを作っていると感じている。

「クロップによって取り入れられた信念、そしてクロップが持ち込んだ規範と基準こそ選手たちが教え込まれたものである。おそらく監督のキャラクターも相まってさらにチームは成長するだろう」とこの37歳は加えた。

「チームの基準を押し上げたり、もともとあったレベルを落とさなかったりする監督というのは限られた数しかいない。 それに選手たちの調子も良い。チーム内の雰囲気も良いだろう」

「このようなことが全て噛み合えば信じられないようなものを目の当たりにするだろう。それこそ我々が今まさに目にしていることだ」

「選手間の空気が良いクラブに在籍し、それはレベルを保つ助けにもなった。だがこの選手たちによって打ち出されているスタンダードというのは遥かに素晴らしいものだ」