リヴァプール・フットボール・クラブは、地元の競技場安全諮問団体(Ground Safety Advisory Group、GSAG)が、マージーサイドでのフットボールの試合開催を支持するという決定を歓迎する。

リヴァプール市議会、マージーサイド警察、Spirit of Shankly、エヴァートン・フットボール・クラブ、およびBlue Unionをなどの主要パートナーと前向きに検討を進めた結果、マージーサイド地域でのリーグ戦再開を成功させるために公衆衛生を最優先し、試合を無事に開催することを最大の目的として、安全にシーズンを再開するべく協力していくことで一致した。これらの協議は、通常の試合日と同様の準備・運営の一環として行われる。

今週中には関係各所とのさらなる協議が開かれる予定である。このプロセスを通じて、サポーターの皆さまに向けて定期的に確定された最新情報をお知らせしていく。

プレミアリーグの2019-20シーズンの終了に向けた次のステップを踏み出すにあたり、市長、GSAGの選任メンバー、そして現場でのサポートに取り組んでくださっているすべての皆さまに感謝を申し上げる。

リヴァプール副市長で、GSAGの議長を務めるウェンディ・サイモン議員は次のように述べている。「私たちは、政府、エヴァートンならびにリヴァプール・フットボール・クラブ、イングランド公衆衛生局、そしてマージーサイド警察によって提供された多くの情報やガイダンスのおかげで、プレミアリーグの2019-20シーズンの未消化試合が、グディソン・パークとアンフィールドの両方のスタジアムにおいて安全に開催できるようになったことを嬉しく思う」

「特に両スタジアムでの選手、試合関係者、スタッフの安全に関して、GSAGは様々な要因を協議してきた。この適切な対策により、関係者に悪影響を及ぼすことなく、無観客での試合を開催できると確信している。また、このような形での試合開催を可能にするため、両スタジアムにおける安全証書の修正を市議会に提案した」

「両チームのファンはこの提案を歓迎してくれるはずだ。この提案が承認されれば、プレミアリーグ開始以来初となる、(現地時間)621日のマージーサイド・ダービーをはじめとするリーグ戦の無料生中継を心待ちにしている」

「私たちが皆さまに忠告したいのは、皆さまがどこで試合を観戦するか、あるいはそもそもの試合の有無に関わらず、現在のCOVID-19の流行におけるソーシャル・ディスタンスをはじめとした助言をしっかりと守ってほしいということだ」

マージーサイド警察のロブ・カーデン巡査補佐官は次のように述べている。「2019-20シーズンの残り試合がグディソン・パークとアンフィールドで安全に開催できることで合意したGSAGの決定に留意している」

「両チーム、リヴァプール市議会、Spirit of ShanklyBlue Union、そして他のサポーターグループとも協力して、誰もがそれぞれの家から安全に試合を楽しめるようにしたいと考えている」

「犯罪や暴動の点においても、エヴァートンとリヴァプールがそれぞれの本拠地で試合を開催することに反対する理由はない」

「懸念していたのは、公衆衛生に関することだ。公衆衛生の基準のもと運営上の判断をするのは警察の役割ではない。警察としては、公衆衛生の専門家や政府の指導を受けている立場にある。この点においてはGSAGの決定を受け入れ、各パートナーと緊密に連携し、安全なイベントの実施に向けて我々警察の役割を果たしていきたいと考えている」

COVID-19の流行において、私たちはまだ未だかつて前例のない時期を過ごしている。マージーサイドやイギリス北西部では、実効再生産数(R rate1人の感染者が平均で何人に感染させるかを示す値)が全国の他の地域よりも高くなっており、強い懸念を示している。そのため、サポーターの皆さまには、適切な行動をとっていただきたいと思う。まずはステイホーム、そして2戦目となるダービーマッチはテレビの無料放送を利用して自宅のリビングルームで観戦する機会を楽しもう。そうすることであなた自身、家族、友人、近所の方の安全を守ることができる」

サポーターグループのBlue UnionSpirit of Shanklyは次のように述べている。「Spirit of ShanklyBlue Unionは、マージーサイドで試合が開催されるというニュースを歓迎する。このパンデミックの中、素晴らしいコミュニティ活動も実施してきたこの2つの偉大なクラブのサポーターは、リーグ戦が行われているスタジアムには直接訪れないという安全上のアドバイスを尊重してくれるものと確信している。私たちはCOVID-19対策としてのロックダウンの重要性を十分に理解している。ファンの皆さまにはいかなるスタジアムにも近づかないようにしていただき、大勢で集まることは避けていただきたいと思う」