リヴァプールはメルウッドで築き上げた最も重要なものをAXAトレーニングセンターに持ってきたと、以前の練習場に思い入れのあるペピン・リンダースコーチが語った。

AXAトレーニングセンターは、ファーストチームとU23チームによって共同で使用され、ユルゲン・クロップ監督も「かなり完璧だ」と評したワールドクラスの施設である。

そしてリンダースコーチは、メルウッドから9200平方メートルもある最先端の建物へ移ってきたことがシームレスだと確信しているようだ。

「リヴァプールを象徴するもの、家族、歴史、全てがメルウッドに詰まっていた」とアシスタントコーチが述べた。

「メルウッドには歴史があったからこそ、印象的な場所だった。そこでは新しいチームが生まれ、新たな戦略が考案され、若い選手がチームを象徴する選手へと成長していった」

「プレミアリーグとチャンピオンズリーグを過去2シーズンで制し、素晴らしい選手もいて、どこよりも情熱と野心をもったチームでメルウッドを去ることができたことは、僕にとって大きな満足感を与えてくれる」

「未来に向けた次の一歩を踏み出す準備はできている」

「人がその場所を形成すると思う。だから我々はメルウッドと共に新たな場所へ来たし、メルウッドはいつも我々の中にある。新しいリヴァプールは、我々がどこにいても、常に過去の歴史を表している−想いと成功への極意」

「我々がこれまで継続的に結果を出してきた理由の一つは、メルウッドの雰囲気と人々だ。またメルウッドは、自分の家の次に最もいた場所だった」

「僕は幸運にもデ・ヘルガング、ポルトではドーロ川沿いにあるオリヴァルなどの練習施設で働くことができ、今ではメルウッドから新しい近代的な練習施設に移ることになった。またこの経験を通して、僕は多くの人たちと一緒に働き、チーム作りに貢献してきた」

「新たな施設で活動し、このチームがワールドクラスの環境で達成したことを継続的に構築していくことに、非常に興奮している」