チアゴ・アルカンタラ選手は、リヴァプールがプレミアリーグを連覇するためには“もっと良く”していかなければならないと認識している。

レッズは現地時間日曜日にアンフィールドで、最大のライバルであるマンチェスター・ユナイテッドとのリーグ戦に臨み、試合はスコアレスドローに終わった。夏に加入したチアゴ選手にとっては、今節がホームでのデビュー戦となった。

ホームチームは前半の45分間で期待の持てるプレーを披露したものの、後半は一転してアリソン・ベッカー選手の決定的なセーブにも救われ、ユナイテッドが3ポイントを持ち帰るのを阻止する格好となった。

この結果、シーズンのおよそ半分を消化した時点で、リヴァプールと首位との勝ち点差は3ポイントとなっている。チアゴ選手はリーグ戦4試合勝利なしという結果をふまえ、改善の必要性を認めている。

試合後にこのミッドフィルダーは、試合の展開や自身のアンフィールド初出場などを振り返った。

チアゴ選手のコメントの概要は以下のとおりだ。

今節の引き分けについて…

勝利なしに満足することなどありえない。前半は素晴らしかったが、後半は五分五分だった。試合の要所要所でのパフォーマンスには満足しているが、リーグ首位に立つためにはもっと良くしていかなければならない。

チャンスが得点に結びつかなかったことについて…

確かに、僕らは集中していて、チャンスも何度か作り出し、勝利に近づいていた場面もあった。チャンスをものにできず、ゴールを奪えなかったために、徐々に自信を失っていってしまった。そのせいで試合の流れも多少変わってしまった。結局のところ、こういうのもフットボールなんだ。試合中に感情が高ぶっている時間帯もあれば、逆に沈んだ気持ちでプレーするときもある。それも試合の一部だ。

2人のミッドフィルダーがセンターバックのポジションで起用されたことなど、ディフェンス面について…

2人はどのポジションでも素晴らしいプレーをしていたし、非常にユーティリティな選手たちだ。仮にディフェンスがうまくいかなかったときでも、僕たちの背後には素晴らしいゴールキーパーがついている。何度もファインセーブをみせてくれた。

無観客のアンフィールドで迎えた自身の本拠地デビューについて…

僕たちにはフットボールをプレーできる、つまりは自分たちの仕事であり、大好きなことをすることができるという光栄な権利があるんだ。ここでフットボールをするとはそういうことだ。そして、僕たちはここにいる人々の望みを守らなければならない。今は誰しもにとって困難な時期であからこそ、そういった人たちのためにプレーする必要がある。確実に言えるのは、ファンがいるのといないのとではまったく違うということだね。

ダビド・デ・ヘア選手にセーブされた後半の自身のシュートシーンを振り返って…

シュートを打って、これは決まっただろうと思うときもあるけど、相手にも素晴らしいゴールキーパーがいる。僕らには得点のチャンスはあったけどゴールを決められなかったから、チームはこの順位にいるのだと思う。

リヴァプールに再びゴールが生まれると確信していることについて…

そうだね、前線の選手はビッグ3だけではない。ディヴ(ディヴォック・オリギ選手)やシャック(ジェルダン・シャチリ選手)、それにタキ(南野拓実選手)もいる。ゴールを決めることができる選手はたくさんいるし、中盤やディフェンスの選手にも得点できるプレーヤーはいる。結局は、効果的にチャンスを作ることができるかどうかの問題だね。