現地時間木曜日の夜、アンフィールドでリヴァプールはバーンリーに1-0で敗れた。ユルゲン・クロップ監督はこの試合を率直に振り返った。

アシュリー・バーンズ選手が後半に決めたPKによりクラレッツが勝利したことで、レッズは2017年4月以来となるホームのリーグ戦での敗戦を喫した。

試合後、クロップ監督は記者会見で質問に答えた。クロップ監督のコメントは以下のとおり。

今回はリヴァプールに運がなかったと感じているのかについて

我々の人生の中でも幸運な時期ではないことは確かだ。しかし、それを運がなかったとか、あの瞬間どうだったとすべてに当てはめるのは少し安易だと思う。我々の問題は、その時々の判断にあると思う。それらの判断は、私からの情報やそのときの士気によってなされる。限られた状況下で何かしらのプレーをするのに自信があるかどうかということだ。私が言っているのはそういうことだ。今回ゴールを奪えなかったのもそういう理由からだ。今これを言うのも気が引けるが、より低いポゼッション率で、より少ないチャンスでバーンリーに勝ったことがある。今夜の試合で我々が勝てなかったのは、得点できなかったからだ。今、試合を振り返りながら「この試合で負けるなんてことはありえるのだろうか?」ということを考えている。どのインタビューでも考える時間は十分にあった。しかし、我々は負けた。我々の責任であり、私の責任だ。

今後チームの足並みをそろえることはできるのかについて

バーンリーに負けて、さらには正確には覚えていないがここ3、4試合ほど無得点にもかかわらず、ここに座ってタイトルレースの話をすることほど滑稽なことはないよ。フットボールの試合には勝たなくてはならず、常にそうあるべきだ。今回に至ってはゴールを奪わなければならないということは間違いない。その点において何か変化を加えて改善しなければならない。物事がうまくいかないときはより一生懸命に、正しいことを繰り返しながらより長い期間、継続してこなさなければならない。だがこれは単純な状況のことを話しているのではなく、多くの要素が絡んでいる。選手たちのこれまでの一貫性はとても素晴らしいものだが、それが当たり前と思ってはいけない。彼らも人間だからね。今、我々がすべきことを明確にしなければならないと思っている。そうすれば、再びゴールを奪えるはずだ。

選手たちが"再び信念を持ち直す"ことについて

それは監督やコーチがしなければならない仕事だ。このような状況になったのは私が初めてではないし、最後でもないだろう。しかし、今ここで私が選手・スタッフに言おうと思っていることを話したところで何の助けにもならないだろう。とにかく、試合後には会見があるから、真っ先に考えなければならないのはこの試合のことだ。難しいことではないが、今夜もうまくいかなかった。それも、この試合が最初ではなく、ここ数試合でうまくいっていない。この事実は受け止めなければならない。パフォーマンス全体についてではない。決定機についてだ。決定機において我々は改善する部分があるし、決定機では本来のパフォーマンスを発揮する必要もある。ビルドアップは何も問題ないし、違いの生み方も良かった。だが、ファイナルサードや攻撃の最終局面での判断はしかるべきレベルではない。これから全員で話をして、必ずしも良いことではないが、この問題を些細なものとするのではなくむしろ大きな課題として捉え、それを変えていかなければならない。これから我々はそうしていく。

選手たちの自信について

チームとしてできることはまだあるうえに、より良いフットボールもできる。これが私の懸念事項だ。このことについて私は考えている。我々の自信が最高のレベルにないことは、私が言うまでもなく明らかなことだと思う。見てのとおりだ。選手たちがやったことの90パーセントは良かったが、最後の10パーセントの部分が欠けていた。今はこの決定的な部分である10パーセントに取り組んでいく。常に取り組んでいることではあるが、今はもう少し掘り下げることで、そのあたりの質を取り戻していきたい。

ファイナルサードでの判断について

選手たちは正しい情報を頭に入れ、正しい情報を受け取っていたが、私の責任だと言うのは、そのとき私に説得力がなく、彼らに十分な自信を与えられていなかったのかもしれないからだ。こうした面も私の仕事だ。我々に自信がなかったとも言えないし、言うなれば「何が起こったのかわからない」。この仕事はこういうものだと理解している。良いタイミングでクロスを出すとか、いいタイミングでパスを出すとか、そういったことについては、間違った情報を伝えていない。その情報をうまく利用するには、そのときの士気が大事なんだ。ライン間で勇気を出し、ターンして、ボールを受け、ラインの背後にパスを出し、外側からサイドバックが上がってきて、そこからボールを上げる。繰り返しになるが、これは難しいことではないが、今夜はそれができなかったと私自身はそう理解している。ここで重要なことは、私の責任だということだ。