レッズのレジェンドであるイアン・セント・ジョン氏のご訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

元フォワードであったセント・ジョン氏は、クラブが成功を収めていた1961年から1971年にかけて425試合に出場し118ゴールを記録した。

当時のビル・シャンクリー監督のもと、同氏はリヴァプール史上において最も記憶に刻まれているであろうゴールを決めたひとりでもある。そのゴールとは、1965年のFAカップ決勝リーズ・ユナイテッド戦の延長戦での勝ち越し弾であり、その結果、チームはクラブ史上初のFAカップ優勝を果たした。

マザーウェルから当時のクラブ最高額であった37,500ポンドでレッズへと移籍したスコットランド出身のセント・ジョン氏は、在籍1年目にクラブの1部昇格に貢献し、さらには1964年と1966年にリーグ優勝を果たしている。

セント・ジョン氏は病気のためイギリス時間月曜夜に逝去された。

彼の家族は以下の声明文を発表している。

「長い闘病の末、夫であり父であり祖父である彼を失ったことをお知らせしなければならず、私たちは悄然としております」

「彼は家族に見守られながら安らかに永眠いたしました」

「こうしたとても辛いときに献身的に支えてくださったアロー・パーク病院の従業員のみなさまに感謝いたします」

「これまでにない悲しい時ですので、プライバシーにご配慮いただけますと幸いです」

クラブ関係者一同、辛い時間を過ごされているご遺族およびご友人の方々に心よりお悔やみ申し上げます。

RIP Ian St John 1938 - 2021