リヴァプールは、日曜日の夜に行われたトッテナム・ホットスパーとの激しい戦いの後、2-2の引き分けで勝ち点1を獲得した。

スパーズはハリー・ケイン選手のゴールで先制したが、レッズは前半にディオゴ・ジョタ選手のヘディングシュートで同点に追いついた。

その後、ホームチームのアリソン・ベッカー選手がファインセーブを繰り出し、69分にはトレント・アレクサンダー=アーノルド選手のクロスにアンディ・ロバートソン選手が頭で合わせ逆転。

トッテナムはその直後、アリソン選手が前方に出て判断ミスをしたところをソン・フンミン選手が見逃さず同点にした。

リヴァプールはその後、10人になった。エメルソン・ロイヤル選手へのタックルで最初はイエローカードを受けたロバートソン選手が、VARの判定によりレッドカードになった。しかし、訪問者はなんとか勝ち点1を獲得した。

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チアゴ・アルカンタラ選手は、COVID-19の陽性反応疑いにより欠場し、ジョーダン・ヘンダーソン選手も体調不良で欠場したため、リヴァプールはロンドンでの試合で3選手を変更した。

その中で、中盤のタイラー・モートン選手がプレミアリーグ初先発を言い渡され、ナビ・ケイタ選手とジェームズ・ミルナー選手も先発メンバーに入った。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、マティプ、コナテ、ロバートソン、モートン、ミルナー、ケイタ、マネ、サラー、ジョッタ

サブ:ケレハー、フィルミーノ、ゴメス、オクスレイド=チェンバレン、南野、ツィミカス、ゴードン、ウィリアムズ、クアンサ

試合展開

8連勝中のリヴァプールは自信満々でロンドンに到着し、開始わずか90秒でチャンスを作った。アレクサンダー=アーノルド選手がエリア中央にクロスを入れるとロバートソン選手がゴール前に走り込んできてヘディングするが、枠外だった。

そして、ミルナー選手がウーゴ・ロリス選手に向かって、左足のシュートをゴール下に向かって初めて放ったが、ホームチームのキーパーがセーブすることができた。

ロリス選手は、10分後にもう1度活躍した。今回はポスト付近に放たれたアレクサンダー=アーノルド選手のシュートを体を伸ばして、枠外に弾き出した。

トッテナムが最初にチャンスを作ったのはその直後だったが、ケイン選手のボックス内での振り向きざまのシュートはイブラヒマ・コナテ選手に阻まれた。

しかし、その1分後、スパーズのフォワードが得点に絡んだ。タンギ・エンドンベレ選手は中央から前に出てきて、ケイン選手へスルーパスを出した。そして、ケイン選手はアリソン・ベッカー選手に向かって低い弾道のシュートを放ち、ファーサイドのゴール隅に突き刺した。

ホームチームは2点目を取れそうだった。ケイン選手がモートン選手からボールを奪い、ソン選手にクロスをあげたが、ソン選手のシュートは惜しくも枠外だった。

トッテナムが優勢になり、ソン選手が再びアリソン選手の前でボールを受けそうとするが、ブラジル人キーパーが足元に飛び込んできたため、彼はシュートを試みることが出来なかった。

リヴァプールはその後、サディオ・マネ選手のシュートがボックス内でエリック・ダイアー選手にブロックされ、ケイタ選手の枠内へのシュートもロリス選手にセーブされた。

セットプレーからのロバートソン選手のクロスにマネ選手が頭で合わせ、レッズがチャンスを作った。しかし、トッテナムは30分またしても大きなチャンスを逃した。デレ・アリ選手の至近距離からのシュートをアリソン選手が世界最高レベルのセーブでゴールを与えなかった。

しかし、35分にリヴァプールが同点に追いついた。ロバートソン選手はボックス内に落ちたボールをコントロールし、ベン・デイヴィス選手を交わして中央にクロスを上げるとジョッタ選手がヘディングでゴール隅に決めた。

また、ポルトガル人選手がゴール前でシュートを打とうとした時、ボックス内でロイヤル選手に倒されPKを強く要求したが、これは却下された。

しかし、この時点で勢いが再び訪問者へ傾いた。ロリス選手がアレクサンダー=アーノルド選手の強烈なハーフボレーを膝で防がなければならなかった。

後半の立ち上がりも同様で、アレクサンダー=アーノルド選手がエリア内に送ったクロスにジョッタ選手がヘディングするが、ゴール角ギリギリのところに外れた。

しかし55分、ユルゲン・クロップ監督率いるチームは再びエリートレベルのGKに助けられ、ゴールを許さなかった。アリ選手がリヴァプールのディフェンスライン背後に抜け出し、ケイン選手にパスを送った。ケイン選手は確実にゴールを決めると思われたが、アリソン選手が足元でぴたりと止め、阻止した。

さらに、背番号10番の選手がコーナーキックからのチャンスを逃すが、ホストチームが脅威を増していく。60分にはモートン選手に代わってロベルト・フィルミーノ選手が投入された。

それでも69分、レッズは自陣で始まったプレーの中で、アリ選手がアレクサンダー=アーノルド選手のタックルを受けて、PKを狙い倒れるが、プレーがすぐに切り替わり、リヴァプールの右サイドバックがクロスを上げ、ロバートソン選手がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

しかしその数分後、スパーズはアリソン選手の後方での判断ミスを見逃さず、ソン選手が無人のゴールにボールを流し込み、同点に追いついた。

78分、リヴァプールはこの試合の中で大きな打撃を受ける。ロイヤル選手へのチャレンジが重大な反則としてみなされ、VARのチェックによりロバートソン選手が退場させられた。

トッテナムは数的優位を生かし、勝ち点を求めて前に出ていく。しかし、レッズは粘り強く戦い、マージサイドに勝ち点1を持ち帰った。