遠藤航選手は、リヴァプールでのデビューから数カ月、ピッチ外の象徴的な場所へ訪れ、さらなる飛躍を決意している。

VfBシュツットガルトでの4年間を経て、8月にこのクラブにやってきたMFは、水曜日のカラバオ・カップでAFCボーンマスに勝利し、レッズでの11試合目の出場を果たした。

その1週間前、遠藤選手はトゥールーズに勝利したアンフィールドで、鮮明なヘディングシュートを決めて得点力も証明した。背番号3番は試合を重ねるごとに強くなり、影響力を増している。

「トゥールーズは、これまでのリヴァプールでのベストパフォーマンスだった」と、今週の初めにAXAトレーニングセンターでLiverpoolfc.comに語った。

「もっと改善できると思うけど、今はチームメイトがすでに僕のことを知っていて、僕がピッチでどうプレーするかも知っているし、彼らがどうプレーするかも知っている。とてもいい試合だったし、プレーがより楽になった」

遠藤選手は次のように付け加えた。「いいプレーを続ければ、出場機会はもっと増えると思う。僕はもっと改善できるし、ハードワークを続けるだけだ」

クラブへの移籍という電撃移籍が起こった後、日本代表の選手はピッチ外の時間を利用して、マージーサイドの新天地での生活に順応しているようだ。

そして移住してきた中で、この街の文化的なトーテムを訪れたようだ。

「最初の数週間は一人でホテルに泊まっていたので、リヴァプールの日本食レストランに行ったり、ビートルズ・ミュージアムに行った。路上にある像を見たり、洞窟に行ったり、とても良かった」と、遠藤選手は説明した。

「実は、ビートルズがリヴァプール出身だとは知らなかったのだが、恩師がビートルズのファンだったので、ビートルズの曲を聴いたことがあるんだ」

「中学生の頃、授業の前にいつもビートルズの曲を流してくれたので、ビートルズの曲は何曲か知っている」

「好きなビートルズの曲は『レット・イット・ビー』だ」

プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、カラバオカップをこなさなければならないユルゲン・クロップ監督は、選手層の厚さを生かして週3試合というパターンに取り組んでいる。

遠藤選手は、リヴァプールが全コンペティションで4連勝を飾ったボーンマス戦に招集された8人の選手の一人だった。

「週に2回プレーし、選手も入れ替わるが、勝ち続けている。それは、先発であろうとなかろうと、全員が常にプレーする準備ができているからだ」と、30歳は言った。

「それはチームとして勝ち続けるためにとても重要なことだ。全員がプレーする準備ができているし、いいプレーができている」

レッズの次の予定は、日曜日の午後にルートン・タウンと対戦することだ。

ロブ・エドワーズ監督率いるチームとの対戦は、2008年1月のFAカップ以来となる。

「もちろんルートンはタフな試合になるだろうけど、この試合に勝てるように頑張りたい」と、遠藤選手は述べた。

「プレミアリーグの試合は毎回素晴らしい雰囲気なので、楽しんでいるし、もっとピッチでプレーしたい」

シーズンもリヴァプールでのキャリアもまだ始まったばかりで、遠藤選手は将来の可能性についてあまり先のことを考えたがらないようだ。

しかし、彼は初日からクラブの成功をさらに大きくしたいというモチベーションを強調した。

トロフィー獲得に向けたチーム内のハングリー精神について尋ねると、遠藤選手はこう答えた。「そうだね。今トロフィーの話をするには少し早い気がする」

「でも、リヴァプールに来たときは、どうしてもトロフィーを獲りたかった。良いプレーを続け、毎試合集中する必要がある。それから、シーズン終了後にどうなるか見てみよう」