リヴァプールはスパルタ・プラハとのヨーロッパリーグ、ベスト16の対戦で、スタディオン・レトナでのファーストレグを5-1で制し、優位に立った。

木曜日にチェコの首都で行われた試合では、前半にアレクシス・マクアリスター選手のPKとダルウィン・ヌニェス選手の見事な2ゴールで、レッズはハーフタイムに3-0とリードした。

後半開始早々、コナー・ブラッドリー選手のオウンゴールでスパルタに逆転の可能性がわずかに見えたが、53分のルイス・ディアス選手の一撃でその望みはすぐに消えた。

そしてアディショナルタイムにドミニク・ショボスライ選手が5点目を決め、ユルゲン・クロップ監督率いるチームは次週のアンフィールドでのセカンドレグに向け、しっかりと主導権を握った。

もちろん、日曜日のマンチェスター・シティとの対戦が先決だが、リヴァプールにとって、プレミアリーグ首位対戦を前に、フィットネス面では様々なニュースがあった。

イブラヒマ・コナテ選手は後半早々に交代を余儀なくされ、モハメド・サラー選手は残り15分ほどでベンチから投入された。

チームニュース

ヌニェス選手は、クロップ監督が行った3人の選手交代のうちの1人として先発メンバーに復帰した。遠藤航選手とジャレル・クアンサ選手もスタメンに名を連ねた。

リヴァプール:ケレハー:ゴメス (64分、ブラッドリー)、遠藤、コナテ (50分、ファンダイク)、ディアス (74分、サラー)、ヌニェス (51分、ショボスライ)、マクアリスター (65分、クラーク)、ガクポ、エリオット、ロバートソン、クアンサ

サブ:アドリアン、モロゼック、ツィミカス、ゴードン、マコーネル、クーマス、ムシャウォフスキ

前半

ホーム・サポーターの大歓声が印象的な中、リヴァプールはすぐに落ち着きを取り戻し、序盤から優勢に試合を進めた。

開始7分、自信を持って試合を開始した。マクアリスター選手がPKを獲得し、これを決めた。

10番はハイプレスをかけ、エリア内でアスガー・ソレンセン選手からボールを奪い取った。スパルタの選手が彼にファウルをし、PK を獲得。マクアリスター選手は12ヤードの距離から冷静にGKピーター・ヴィンダール選手の守るゴールにシュートを決めた。

しかし、スパルタは積極的に反応し、ヌニェス選手の最初の見せ場が来る前にプレーを優位に進めた。

ルーカス・ハラスリン選手のシュートをクィービーン・ケレハー選手が見事な反応でセーブし、ジョー・ゴメス選手が注意深くゴールライン上でボールをフックして危機を回避した。

その直後にもケレハー選手のファインセーブがあり、ホストチームはプレッシャーを強めたが、すぐにヌニェス選手のゴールによって緩和された。

ウルグアイ代表のヌニェス選手は、自陣でカウンターアタックを開始し、ディアス選手とハーヴィー・エリオット選手が関与した後、25ヤードの距離から強烈なシュートを放った。

その後、スパルタにもチャンスが訪れた。ケレハー選手のセーブしたヤン・クチタ選手からのこぼれ球を、ヴェリコ・ビルマンスヴィッチ選手が確実にシュートするかと思われた。リヴァプールは、コーディ・ガクポ選手のシュートがヴィンダール選手によって見事にセーブされると、ヌニェス選手が再び、息をのむようなゴールを決めた。

マクアリスター選手が巧みなロフトパスで9番を見つけると、ペナルティーエリアの端でゴールから逃げながら角度のないところからヌニェス選手が完璧なハーフボレーをファー隅に決めた。

後半

スパルタは後半開始直後にゴールを決めた。ゴメス選手に代わって投入されたブラッドリー選手が、ビルマンスビッチ選手のクロスをうっかりオウンゴールしてしまった。

ケレハー選手はハラスリン選手のシュートを阻み、ホームチームはその勢いをさらに活かそうとした。また、リヴァプールは後半、コナテが負傷退場となり、さらに劣勢となった。

しかしレッズは53分、エリオット選手のパスを受けたディアス選手が、ディフレクトを利用してこの夜4点目となるシュートを突き刺し、3点差に広げた。

サラー選手は74分に投入され、典型的なキレのあるプレーを見せた。交代出場のショボスライ選手からのパスをゴールに押し込んだサラー選手は、後半にゴールを決めたかに見えたが、VARの結果、オフサイドが認められた。

しかし、ショボスライ選手はアディショナルタイムに、リヴァプールの5点目を決めた。