モハメド・サラー選手は、新シーズンの序盤戦でリヴァプールでの通算100ゴールという大台を目指すことになるだろう。

このエジプト人は、2017年にASローマから移籍加入してからの3年間で、153試合に出場し、94回もネットを揺らしている。

サラー選手はあと6ゴールを決めると、アンフィールドでプレーした期間中に3桁得点を達成したゴールスコアラーの仲間入りを果たすことになる。

プレミアリーグ シーズンプレビュー

過去にレッズで100ゴールを達成した選手は16人しかいない。直近ではスティーヴン・ジェラード氏が、2008年のチャンピオンズリーグ、PSVアイントホーフェン戦でこの偉業を達成した。

リヴァプールで最初にこの偉業を達成した選手はサム・レイボールド氏だ。彼は1905-06シーズン初めに100ゴール目を記録し、それ以来これまでにリヴァプールのユニフォームを着てきた数々の素晴らしいフィニッシャーにお手本とされてきた。

レイボールド氏からジェラード氏に至るまでに100ゴールを達成した選手には他にジャック・バルマー氏、ジョン・バーンズ氏、ハリー・チェンバーズ氏、ケニー・ダルグリッシュ氏、ディック・フォーショウ氏、ロビー・ファウラー氏、ゴードン・ホジソン氏、ロジャー・ハント氏、ケビン・キーガン氏、ビリー・リデル氏、マイケル・オーウェン氏、ジャック・パーキンソン氏、イアン・ラッシュ氏、イアン・セント・ジョン氏がいる。

これまでの3シーズンでそれぞれ44得点、27得点、23得点を記録したサラー選手は、2020-21シーズンにそのリストに名前を加える可能性が高い。またこれまでの得点ペースから、偉業達成までにかかる期間も非常に短くなると予想される。

これまでに背番号11が1シーズンで6ゴールを決めるのにかかった出場試合数のうち最多のものは、2018-19シーズンの13試合だった。なお、レッズでデビューしたシーズンはわずか9試合だった。

もしサラー選手が新シーズンの最初の11試合で6得点を挙げることができれば、リヴァプールに在籍した選手の中で3番目に少ない試合数で100ゴールに到達することになる。

ハント氏の通算記録(144試合)は安泰であり、パーキンソン氏の記録(153試合)も破られないだろうが、エジプトのキングはファウラー氏やレイボールド氏の持つ記録(165試合)を更新できる可能性がある。

サラー選手のチームメイトであるロベルト・フィルミーノ選手とサディオ・マネ選手もまた、それぞれ78ゴールと81ゴールを記録しており、レッズでの3桁得点に近づいている。

2020-21シーズンの間に3選手が100ゴールを達成することができれば、誰よりもユルゲン・クロップ監督が嬉しく思うだろう。