リヴァプールは、日曜日にスタンフォード・ブリッジでチェルシーに2-0で勝利し、新シーズンのプレミアリーグを2戦2勝とした。

後半にサディオ・マネ選手がゴールを奪い、レッズに結果もたらした。試合では新加入のチアゴ・アルカンタラ選手のデビューやアリソン・ベッカー選手のPKセーブが見られた。

この試合から5つの注目ポイントを取り上げよう。

強烈な第一印象

この選手がスタンフォード・ブリッジに足を踏み入れた瞬間、カメラはチアゴ選手に釘付けだった。彼の活躍を見るには後半まで待たなければならなかったが、それだけの価値は確かにあった。

ジョーダン・ヘンダーソン選手が打撲してしまったことで、ハーフタイム明けに新6番が投入された。そして、ユルゲン・クロップ監督、新しいチームメイト、そしてサポーターを興奮させるような数々のパスを披露した。

動画:リヴァプールデビューを飾ったチアゴ・アルカンタラ選手の全タッチ集

「今日の彼のプレーはどれも自然なものだった」とクロップ監督は語った。

さらにマネ選手は「世界最高の選手の1人であるチアゴがチームにいることは幸運だね」とも話した。

「そして今日、彼は偉大な選手であることを示してくれたと思う」

これだけではない。チアゴ選手は記録的なレッズでの初出場を果たした。

トータルで75本のパスを記録し、これは今日の試合におけるチェルシーのどの選手よりも多い。この数字は、2003-04シーズンにパスのデータが公開されるようになって以来、最大45分間プレーしたプレミアリーグの選手の中で最も多い数字である。

素晴らしいスタートを飾ったチアゴ選手には今後も期待できるだろう。 

後方のファビーニョ選手

チアゴ選手のプレーが最も注目を集めたが、マン・オブ・ザ・マッチを受賞したのはファビーニョ選手のプレーだ。

リヴァプールはジョー・ゴメス選手とジョエル・マティプ選手を怪我で欠いていたが、このブラジル人はベテランのセンターハーフのようなプレーを披露した。

この背番号3は、前半の1対1の場面で相手のティモ・ヴェルナー選手に2度も勝利するなど、随所で印象的なプレーを見せた。

データを見てみると、ファビーニョ選手は総パス数(90)、パス成功数(87)、タックル数(4)、インターセプト数(4)、ボールゲイン数(12)でチームトップだった。

「傑出していた」というのは、フィルジル・ファンダイク選手がこの日のディフェンスのパートナーを表現した言葉である。

どんぴしゃ

ファビーニョ選手の頑張りによって得たクリーンシートは、アリソン選手がリヴァプール加入後初となるPKセーブをしていなければ達成不可能なものだっただろう。

背番号1は、試合時間残り15分でジョルジーニョ選手が12ヤードの位置から放ったシュートを、自身の左下へと飛びついて防いだ。

ジョルジーニョ選手はチェルシーでは9度目のPK失敗であり、アリソン選手は今季のプレミアリーグでの初セーブを記録した。

試合を決めたマネ選手

マネ選手は、後半のわずか4分間で試合の結果を決めた。

最初のゴールは、ロベルト・フィルミーノ選手のピンポイントクロスからの完璧なヘディングだった。これがプレミアリーグにおけるファルミーノ選手からマネ選手への11回目のアシストとなった。 この数字は他のどの選手よりも多いものだ。

チームメイトなしでは先制弾は生まれなかっただろうが、マネ選手の2点目は粘り強い動きの賜物だった。

最初はボールを失ったことに不満を感じていたチェルシーのストッパー、ケパ・アリサバラガ選手を嫌がらせたのは背番号10だった。この日の得点は、ケパ選手のパスをブロックし、ゴールに押し込んでして挙げたものだった。

「このようなシーンで結果を得ることができるのは素晴らしいことだ」とクロップは評価する。

トップに立つクロップ監督

この結果、クロップ監督はリヴァプールの監督として184試合を指揮し、リーグ戦での勝ち点400を達成した。

ケニー・ダルグリッシュ氏(197試合)、ボブ・ペイズリー氏(206試合)、ラファエル・ベニテス氏(209試合)、ビル・シャンクリー氏(229試合)よりも早いペースで達成した。

トップを飾る上で最高のリストに名を連ねた。