ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手は現地時間日曜日にリヴァプールでの最後の試合に出場し、生涯リヴァプールのサポーターであり続けることを誓った。

ワイナルドゥム選手はアンフィールドで行われたクリスタル・パレス戦でキャプテンを務め、チームは2-0の勝利を収めた。この結果、レッズはプレミアリーグ3位を確定させ、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

試合後、チームメイトやスタッフからのガード・オブ・オナーを受けたワイナルドゥム選手は、6週間後に契約が切れることからこの試合が最後の出場になると話した。

この背番号5は、2016年にニューカッスル・ユナイテッドから加入して以来、237試合に出場し22ゴールを記録した。さらにはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップという4つのトロフィーを獲得している。

Liverpoolfc.comに話してくれた感動的なインタビューは以下でご覧ください。

今の気持ちについて

チャンピオンズリーグへの出場権を再び獲得できたからもちろん嬉しいよ。数週間前を振り返ると、誰もがチャンピオンズリーグの舞台に立つことは不可能だと考えていたと思う。だからこそ逆転でチャンピオンズリーグの出場権をつかみとれたことは本当に嬉しいよ。クラブ、ファン、そして選手たちにもふさわしい結果だと思う。その一方で、これが僕の最後の試合になりそうなのは悲しいね。リヴァプールでのキャリアに区切りをつけることになる。

後悔について

この先後悔するであろう唯一のことは、タイトルや賞を置き土産にクラブを去ることができなかったことだ。最後にタイトルを獲れれば、自分にとっても、ファンにとっても、みんなにとっても良かっただろうけど、シーズン中の状況は誰もが知るところだ。本当に難しかった。ただ、どうやって状況を変えたかというと、さっき言ったように、数週間前にはチームが3位になってチャンピオンズリーグに出場できるなんてたくさんの人が予想していなかったと思う。これは良いことだ。僕が退団する前にリヴァプールをチャンピオンズリーグに連れて行くことができたし、総じてチームを良い順位に導くことができて良かった。

リヴァプールでのキャリアの中である瞬間に戻れるならば…

誰もがバルサとの試合を思い浮かべると思うけど、僕にとってはその試合よりもはるかに大きなものがあるんだ。僕はフットボールを愛しているし、このクラブも愛している。選手として、クラブ、チーム、テクニカルスタッフ、(練習場で)働いている人たちとの関係は、僕にとっては何よりも重要なんだ。賞なんかも素晴らしいものだけど、僕が抱いていた感情は、今言ったようなことを考えると、信じられないほど素晴らしいものだった。だからこそ、政府が1万人のファンがスタジアムで観戦することを許可してくれたことは本当に嬉しかった。ただただ特別なことだからね。

「リヴァプールサポーターのためにアンフィールドでプレーするのはどんな気持ちですか」と聞かれても、僕には適切な言葉が見つからないし、その気持ちを説明するのは難しい。僕はただ、「あなたもきっと感じるはずの気持ちだよ」と言うしかないんだ。メルウッドやカービーに行くということは、選手として感じなければならない何かだし、見なければならないことでもある。僕にとっては、気持ちの上ではそれがいちばん大事なんだ。そしてもちろん、チャンピオンズリーグという特別な舞台もある。クラブが30年間も待ちわびていただけに、タイトルは信じられないほど素晴らしいものだった。ただ残念ながら、ファンの皆さんと一緒に祝うことはできなかった。でも、僕にとっては特別なものだ。

ひとりのファンとして試合観戦に戻ってくることについて

できることならばぜひ戻ってきたいね。僕の気持ち、そして僕の家族のこのクラブに対する感情は、良いものしかない。私はこれから先ずっと、生涯リヴァプールのサポーターだから、試合を観に戻ってきて、リヴァプールを応援できるようになることを願っているよ。