リヴァプール 2-1 シェフィールド・ユナイテッド:5つの注目ポイント
現地時間土曜日の夜にアンフィールドで開催されたプレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッド戦で、リヴァプールは2-1の逆転勝利を収めた。
サンダー・ベルゲ選手のPKでビジターに先制こそ許したが、ロベルト・フィルミーノ選手とディオゴ・ジョッタ選手のゴールで巻き返し、リーグ王者は勝ち点3を掴んだ。
この試合の5つの注目ポイントを見ていこう。
レッズの全力のプレーへの決意
試合間がわずか数日しかない立て続けの日程のなかで、リヴァプールは勝利への活路を見出した。
チャンピオンズリーグのAFCアヤックス戦と昨日のアンフィールドの試合、どちらの試合もおそらく内容そのものはあまり記憶に残ることはないだろうが、試合結果は大きな意味を持つことになるかもしれない。
週の半ばに行われたアムステルダムでのゲームとは異なり、リヴァプールはシェフィールド・ユナイテッド相手に開始わずか13分でビハインドを背負う展開となった。
「状況は受け入れがたいものだったし、そのような悪い流れを覆すのは難しい」とトレント・アレクサンダー=アーノルド選手は試合後に語った。「しかし、僕たちはチームとしてそういう特徴を持っているし、そこから逆境を跳ね返す力を示して2点を奪ったんだ」
実際に、フィルミーノ選手のこぼれ球への反応とジョッタ選手の決勝弾が意味するのは、リヴァプールがアンフィールド開催のプレミアリーグで、相手に先制点を許してしまった直近13試合で無敗を保っているということだ。
これでユルゲン・クロップ監督が率いるチームは、アンフィールドでの無敗記録を62に伸ばし、L4でのリーグ戦直近29試合で28勝を挙げたことになる。
ジョッタ選手の始動
ジョッタ選手はすでにリヴァプールに居心地の良さを感じていると言ってもいいだろう。
新天地に移籍してからアンフィールドでのプレミアリーグに2試合出場、ポルトガル代表としては2ゴールを決めている。これは2016年のサディオ・マネ選手以来のことになる。
ジョッタ選手の直近のゴールにつながるクロスを上げたのはマネ選手だ。マネ選手は左サイドからの完璧なボールを送ると、背番号20が巧みにゴールに流し込んだ。
ジョッタ選手は目を見張るようなスタートを切ったが、この23歳にはさらなる期待がかけられている。
「彼はまだ順応している途中だ」とクロップは試合後に認めた。「こう言わせてほしい。彼は23歳だし、将来は明るいよ、とね。彼の質の高さは我々が必要としているものだ。ここまでうまく順応してきているようで私は本当に嬉しい」
変化についての説明
ジョッタ選手がスターティングイレブンに入ったが、いつもの前線3選手のうちの1人がベンチスタートになる必要はなかった。
リヴァプールは4-3-3のフォーメーションから4-2-3-1の形に変更して試合をスタートさせた。モハメド・サラー選手が前線に配置され、マネ選手は左に、ジョッタ選手は右に、そしてフィルミーノ選手はやや深い位置での役割を任された。
その理由?それは準備に1週間近くかけていたシェフィールド・ユナイテッドの意表を突こうとしたからだ。
リヴァプールの平均ポジションデータ
クロップ監督は次のように説明した。「『いかに試合を始めるか?どう変化をつけるか?試合の分かれ目になることをするにはどうすればよいか?相手を困らせるには何ができるか?』ということだ」
「シェフィールド・ユナイテッドには我々との試合のためにまるまる1週間かけて準備ができたという大きなアドバンテージがある。我々がリカバリーに充てている1週間で、彼らは12種類の異なるセットプレーを練習し、トレーニングを行うことができる」
「だから、ちょっとした変化を加えることで、少なくとも彼らに何らかの問題を起こすことができると考えていたよ。実際にそうすることができたね」
サラー選手のすごさ
先週末にリヴァプールでの100ゴールをも達成したエジプト人FWは、VARの介入により魔法のような101点目のゴールを取り消されてしまった。
もしこの幻の得点が認められていたら、これまでの100ゴールの中でもこれを上回るものはそう多くはなかっただろう。
ジョッタ選手のゴールの1分前、サラー選手はアレクサンダー=アーノルド選手の浮き球のパスをコントロールし、ツータッチ目でアーロン・ラムズデール選手を越すアウトサイドでの美しいゴールを決めた。
オフサイドの可能性があったため、サラー選手はセレブレーションのときもじっとしており、間もなくしてその不安は現実になった。
しかしその後もためらうことはなく、サラー選手はうまく反転してジョン・イーガン選手をかわした後に放ったシュートはポストに当たり、クリアされた。
今回は残念だったが、この11番のワールドクラスの能力を改めて思い知ることになった。
アリソン選手の復帰
先発のキーパーが自分たちのゴールマウスに戻ってくることが試合前にわかると、リヴァプールに活気が生まれた。
鎖骨を痛めていたアリソン選手は3試合ぶりの試合復帰となった。
「彼の出場に青信号が出て、『うん、準備はできている』と言ってくれたときは本当に嬉しかった」とクロップ監督は語った。
このブラジル人GKは、相手の枠内シュートを2本に抑え、スコアが1-0の時間帯にはベン・オズボーン選手のボレーを見事にセーブするなど、最終ラインの堅実なプレーに貢献した。
足元のボールさばきでは、背番号1は90分間で24本のパスを成功させた。
アリソン選手の素晴らしい復帰となった。