南野拓実選手は加入前からチームのクオリティをすでに理解していたようだ。

ザルツブルクから移籍してくる前に、この日本代表選手はすでにリヴァプールと2回対戦し、敗戦を喫していた。

しかしながら、南野選手が加入したてのレッズで感じた際立ったチームプレーは他にもあった。ヨーロッパチャンピオンでありワールドチャンピオンでもあるクラブで最初の1カ月を過ごし、彼は何かを感じ取ったようだ。

メルウッドでのインタビューで、背番号18はLiverpool.comに次のように答えている。

「やっぱり、世界トップクラスのチームだし、練習でも非常にクオリティーが高くて、試合でも今は負ける気がしないというか、勝負強いチームだなという風に感じる。自分が加入する前よりも、さらに勝負強いチームだなと思う」

「街での生活にも慣れてきたし、チームにも慣れてきているところだ。ここでの時間を楽しんでいるし、今後も同様に楽しんでいきたいと思う」

南野選手は新天地でこれまでに3度の試合出場を果たしている。2度のFAカップ戦と先週行われたプレミアリーグでのウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズとの試合だ。そして、イングリッシュフットボールのスタイルは、彼にとって特に驚くものではなかったようだ。

「特徴的な高いインテンシティと激しいプレーは予想通りだったし、それに早く慣れて、そのなかで良いプレーができるようにやっていければいいかなと思う」とこの25歳の選手は語った。

先週土曜日のシュルーズベリー・タウンと2−2で引き分けた試合での自身のパフォーマンスを振り返り、もっとアグレッシブにならないといけないと南野選手は話す。

「(自分は)攻撃的な選手なのでもっとシュートを狙いに行くという姿勢を常に見せるべきだと思う。そういう部分に関してのコメントだった」

リヴァプールの次の試合はアンフィールドでのサウサンプトンとの一戦だ。ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、この試合に勝つことでリーグトップとして22ポイントのリードを得られる可能性がある。

とはいえ、最終的なタイトルのことは、レッズのドレッシングルームでは話題になっていないようだ。

「自分たちは次の試合に100%フォーカスしているし、次の勝ち点3をとること、常にそのための準備をしている」と南野選手は話す。

「優勝のことに関して話している選手はまだいないんじゃないかなと思う」

セインツはとても良い状態を保ってマージーサイドにやってくる。彼らは直近のリーグ戦4試合で勝利をあげており、南野選手は難しい対戦になるだろうと考えている。

「タフなゲームになると思う」と彼は続けた。

「サウサンプトンが最近の試合で調子を上げてきているというのも知っているし、だからいつもどおり僕らもしっかり準備して、その試合に向けて100%の状態で挑めればいいかなと思う」