現地時間水曜日の夜にアムステルダムで行われた2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ初戦で、レッズはアヤックスに1-0で勝利した。

ヨハン・クライフ・アリーナで開催された試合は、35分にサディオ・マネ選手のシュートをニコラス・タグリアフィコ選手が誤って自陣のゴールに入れてしまい、オウンゴールという形でレッズがリードを得た。

ドゥシャン・タディッチ選手のシュートをファビーニョ選手が素晴らしいクリアで防ぎ、アヤックスにゴールを許さなかった。後半開始直後には、ホームチームのデイヴィ・クラーセン選手のシュートがポストに直撃した。

それでもリヴァプールはいくつかのチャンスを作った。リードを広げることはできなかったが、2019年のセミファイナリストとのチャンピオンズリーグ初戦で3ポイントを獲得した。

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カーティス・ジョーンズ選手は、スタメンに戻ってきたジェームズ・ミルナー選手とジョルジニオ・ワイナルドゥム選手と並んでミッドフィルダーとして先発出場を果たした。一方、ファビーニョ選手は、フィルジル・ファンダイク選手とジョエル・マティプ選手が欠場したため、ジョー・ゴメス選手とともにセンターバックで起用された。

前半

これがヨーロッパレベルでの401試合目となったリヴァプールは、1966年以来の対戦となるアヤックスに対して積極的な試合の入りをみせた。

開始10分に、ホストチームのモハメド・クドゥス選手が負傷交代を強いられ、代わりにクインシー・プロメス選手がピッチに投入された。

相手の早い時間での選手交代もあり、レッズが相手ゴールを脅かす時間が続いた。マネ選手が力強いスプリントからボックス内で強烈なシュートを放ったが、ペール・スクールス選手にブロックされた。

しかし、アヤックスは落ち着いて自分たちのサッカーを始める。ショートコーナーからリサンドロ・マルティネス選手がヘディングシュートを放ったが、アドリアン選手が防いだ。その後、プロメス選手がゴールエリア内の中央からシュートを放ったが、再びレッズのゴールキーパーがビックセーブでピンチを防いだ。

21分には、オランダのチームがエリアの端で巧みなパス交換をまわすと、最後はライアン・フラーフェンベルフ選手がポストのわずか横に抜ける低いシュートを放った。

一方、モハメド・サラー選手のヒールパスがロベルト・フィルミーノ選手に通っていれば、アンドレ・オナナ選手との一対一を迎えていたという場面で、デイリー・ブリント選手がなんとか触ってクリアした。

その後、アヤックスはリードを奪うチャンスを作ったが、プロメス選手の至近距離からのシュートはアドリアン選手のビックセーブによって防がれた。

そして、リヴァプールは35分にオランダのチームから先制点を奪う。

マネ選手が素晴らしいターンでエリア内に侵入してシュートを放つ。そのシュートは枠を外れたように見えたが、タグリアフィコ選手が誤って自陣のゴールに入れてしまい、オウンゴールという形でレッズがリードを得た。

すぐ直後にもレッズは2-0にリードを広げるチャンスを作った。カウンターアタックでアンディ・ロバートソン選手が中央で前にボールを運び、サラー選手にパスを出す。そのボールを受けたサラー選手はシュートを放ったが、ヌサイル・マズラウィ選手にブロックされた。

アヤックスは、ハームタイム1分前にタディッチ選手がスペースに抜けて、アドリアン選手の頭上を超えるループシュートを放ち、同点ゴールを奪ったように見えた。しかし、ファビーニョ選手が素晴らしいクリアでピンチを防いだため、ホームチームのキャプテンは頭を抱えて悔しさを露わにした。

フィルミーノ選手はコーナーキックからヘディングシュートを放ったが、オナナ選手が防いだ。そして、リヴァプールは1点リードでロッカールームに戻った。

後半

ジョーダン・ヘンダーソン選手がジョーンズ選手に代わってピッチに投入された。後半開始直後、アヤックスはクラーセン選手の素晴らしいミドルシュートがポストの内側に直撃したが、ネットを揺らすことができず。

ファビーニョ選手はコーナーキックから力強いヘディングシュートを放ったが、シュートはゴール横に外れビジターの更なるリードにはつながらなかった。アヤックスはカウンターから相手ゴールに迫り最後はプロメス選手がシュートを放つも、アドリアン選手が的確なセービングで防いだ。

60分直前に、ユルゲン・クロップ監督は3人の選手を同時に交代した。マネ選手、サラー選手、フィルミーノ選手を下げ、南野拓実選手、ジェルダン・シャチリ選手、ディオゴ・ジョッタ選手をピッチに投入した。

試合も残すところ最後の15分となり、リヴァプールがボールを保持する時間が長くなった。南野選手はボックスの端から力強いシュートを放ったが、オナナ選手にセーブされ、その後、ワイナルドゥム選手がコーナーキックからヘディングシュートを放つも、ボールはゴール上に外れた。

試合終盤には、ジョッタ選手が2度ゴールに迫る。その後、89分にカウンターからワイナルドゥム選手がシュートを放ったが、ボールはオナナ選手の長い手足に当たって防がれた。

また、アディショナルタイムにアドリアン選手のパンチングでのクリアボールをユルヘン・エケレンカンプ選手がシュートを放ったが、ボールは枠内に飛ばなかった。そのまま試合終了となり、リヴァプールは勝利を収めた。