リヴァプールは水曜日の試合でAFCアヤックスに1-0で勝利し、チャンピオンズリーグを白星でスタートさせた。

ヨハン・クライフ・アリーナで行われたグループDの苦しい初戦は、前半に生まれたニコラス・タグリアフィコ選手のオウンゴールで決着がついた。

アムステルダムでの試合から5つの注目ポイントを見てみよう。

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ファビュラス・ファビーニョ

「ファビーニョはそこのポジションでもプレーできるし、実際に彼自身もそこでのプレーを気に入っているよ」

ユルゲン・クロップ監督の試合後のコメントは、再びリヴァプールのディフェンスラインにポジションを落とした背番号3が披露した、自身にマン・オブ・ザ・マッチをもたらす素晴らしいパフォーマンスを証明するものだった。

シーズン初めのスタンフォード・ブリッジでの試合のように、ファビーニョ選手はレッズの最終ラインの中心にスムーズに適応した。この日はジョエル・マティプ選手とフィルジル・ファンダイク選手の欠場によりいつもの中盤からポジションを変更する必要があった。

印象的なプレーをみせたジョー・ゴメス選手とコンビを組んだブラジル代表プレーヤーは、10回のデュエルのうち8回に勝利し、タックル、インターセプト、ボール奪取でそれぞれ4回をマーク、また9回のクリア数を記録した。

彼の目玉プレーとなったのは、もちろんドゥシャン・タディッチ選手のシュートをクリアした場面だ。このプレーでチームはクリーンシートを達成し、最終的には勝ち点3を獲得した。

カービーから大陸最大のステージへ

2020年10月21日は、カーティス・ジョーンズ選手とリース・ウィリアムズ選手にとって忘れられない日になるだろう。

10代の若者であると同時にリヴァプールのアカデミーが生んだ傑作でもあるジョーンズ選手とウィリアムズ選手は、このチャンピオンズリーグでデビューし、試合の勝利にも貢献した。

ジョーンズ選手は19歳と265日という若さで、ヨーロッパのエリートクラブが集まる大会でレッズのスタメンに名を連ねた5番目に若いフィールドプレーヤーとなった。この試合ではジェームズ・ミルナー選手とジョルジニオ・ワイナルドゥム選手とともに中盤を構成した。

センターバックのウィリアムズ選手は、クロップ監督が「ロングボール・フェスティバル」と表現したこの日の試合に途中出場した。同選手はキダーミンスター・ハリアーズの一員として戦ったファースリーとの試合からちょうど1年が経とうとしていた。

深みを増す強さ

アンフィールドでの監督就任以来5つ目のタイトル獲得にむけて、クロップ監督はロベルト・フィルミーノ選手、サディオ・マネ選手、モハメド・サラー選手を同時に起用した。

その後、クロップ監督は、ディオゴ・ジョッタ選手、南野拓実選手、ジェルダン・シャチリ選手を同時に投入したのは、アヤックスが同点ゴールを奪いにきていたことから、カウンター攻撃のチャンスを生かすためにフレッシュな足を必要としていたからだと説明した。

「まず、3選手ともに難しいピッチでのトリッキーで困難な試合のなかで良いプレーを見せてくれた。とても助かったし、非常に貢献してくれたよ」と監督は述べた。

レッズの試合日程が過密になっていく中で、このような強さは国内と欧州の栄光を狙う上で確実に役立つものになるだろう。

ゴール数250(と9,997)

リヴァプールは間違いなくこれまで数々の芸術的な美しいゴールを決めてきた。アムステルダムでのタグリアフィコ選手による不用意から生まれた決勝点はひとつのある記録をもたらし、さらにはクラブを別のマイルストーンに近づけた。

このデイフェンダーによるオウンゴールは、チャンピオンズリーグにおけるレッズの250ゴール目となり、これまでの歴史の全公式戦においてはレッズの9,997ゴール目になった。

さあ、リヴァプールの公式戦通算1,000ゴール目を決めるのは誰か。順調にいけば、近いうちにその答えを知ることになるだろう。

序盤戦の主導者

アヤックスに勝利したリヴァプールは、第1節終了時点でアタランタBCをグループDのトップに据えた。

このセリエAサイドは、FCミッティランを4-0で下し得失点差で首位に立っている。来週の第2節ではこのミッティランをアンフィールドに迎える。その2週間後の11月初旬、チームはアタランタと対戦するためにベルガモに向かう。