現地時間日曜日の午後にエティハド・スタジアムで行われたリヴァプールとマンチェスター・シティの試合は1-1の引き分けに終わり、ともに勝ち点1を獲得した。

モハメド・サラー選手のPKでレッズは序盤に先制するも、31分にガブリエウ・ジェズス選手のゴールで同点となり、目が離せないリーグ戦となった。

90秒版ハイライト:マンチェスター・シティ 1-1 リヴァプール

ハーフタイム前にはジョー・ゴメス選手のハンドでシティにPKを与えてしまったが、ケヴィン・デ・ブライネ選手のPKは枠を外れた。

マンチェスターでの後半戦はスコアに動きがなく、昨シーズンのトップ2による試合は膠着状態のまま終了となった。

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ジョエル・マティプ選手が怪我から復帰し、センターラインでゴメス選手とコンビを組んだ。また監督は、ロベルト・フィルミーノ選手、ディオゴ・ジョッタ選手、サディオ・マネ選手、サラー選手の4選手を揃って送り出した。

フォーメーション上の先発ポジションは、フィルミーノ選手が必要に応じてサラー選手の後ろに位置するか横並びの関係となり、マネ選手が左に、ジョッタ選手が右の攻撃的ポジションを任された。

前半

リメンバランス・デーに最も近い日曜日となった今節のキックオフ前には、それぞれの監督がタッチラインに花輪を捧げ、全員が黙祷で敬意を表した。

「ここで何かを得るためには、本当に勇敢にいかなければならない」ユルゲン・クロップ監督は試合前に話したが、選手たちはその言葉をしっかりと受け止めていた。

チームは自信に満ち溢れ、優勢に試合をスタートさせることに成功し、1分も経たないうちにチャンスを生み出した。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のパスが、裏に抜けたフィルミーノ選手に合う。この背番号9はフリーになったが、飛び出してきたGKエデルソン選手をかわそうとボールをコントロールしたときにボールが足元につかなかった。

しかし、13分に突破口が開ける。

アンディ・ロバートソン選手の角度のあるパスを受けたマネ選手は、背後のスペースに反転し、ゴールに向かって飛び出したところでカイル・ウォーカー選手のファウルを受けた。

キッカーのサラー選手は、自身の左足でエデルソン選手の手の届かないところへと確実にシュートを決め、今季公式戦10ゴール目を挙げた。

リヴァプールはボールを奪ったときには相手に何度も脅威を与えていたが、前半途中にみせたアリソン・ベッカー選手の重要なセーブに感謝していることだろう。

レッズ陣内でボールを奪われると、右サイドのデ・ブライネ選手が逆サイドのラヒーム・スターリング選手を目掛けてクロスを送る。スターリング選手はボールをコントロールして狙いすましたシュートを放ったが、アリソン選手が足でブロックし、こぼれたボールをマティプ選手がクリアした。

しかし、クロップ監督の選手たちにとっては、これはつかの間の安堵でしかなかった。

デ・ブライネ選手がエリア外のスペースでボールを受けると、ボックス内のジェズス選手にパスを送る。ジェズス選手はファーストタッチでアレクサンダー=アーノルド選手をかわし、ツータッチ目でアリソン選手の守るゴールにシュートを決めた。

リスタート後、デ・ブライネ選手は低い弾道のシュートを打ったがポスト左にわずかに外れた。その直後にもこのベルギー人MFに勝ち越しのチャンスが訪れる。

デ・ブライネ選手の右サイドからのパスがゴメス選手の腕に当たり、VARの結果、クレイグ・ポーソン主審はペナルティースポットを指さした。しかし、デ・ブライネ選手のPKはポストの左に外れ、スコアは1-1のまま動かなかった。

ハーフタイム前にはリヴァプールに2点目を奪うチャンスが訪れる。サラー選手のパスをオーバーラップしてきたアレクサンダー=アーノルド選手が受け、ワンタッチした後にシュートを放った。こぼれ球をジョッタ選手が押し込もうとしたが、ボールに触れる前にエデルソン選手が抑えた。

後半

後半も開始直後は試合のペースが上がらなかった。ジョッタ選手の12ヤードの距離からのシュートは力なく、エデルソン選手に難なくとめられてしまった。

10分後、左サイドから侵入したジョアン・カンセロ選手がボックス内のジェズス選手へとクロスを送ったが、ジェズス選手のヘディングシュートは枠を外れた。

デ・ブライネ選手がロングシュートを放ったがクロスバーを越えた。クロップ監督はフィルミーノ選手に代えてシャチリ選手を投入した。そして2枚目の交代カードもレッズの監督はすぐに切ることになる。

アレクサンダー=アーノルド選手がスプリントをした際に負傷し、試合続行が不可能となった。代わりにジェームズ・ミルナー選手が古巣との試合に右サイドバックとして送りこまれた。

リヴァプールはペップ・グアルディオラ監督のサイドをこじ開けるのが難しくなり、どちらのチームもチャンスを作り出せなかった。

そして、スコアは変わらないまま試合終了のホイッスルが吹かれた。このままプレミアリーグは11月のインターナショナルブレイクのために一時的に中断される。