マッチレポート:レッズはマドリードでアトレティコに惜敗
リヴァプールは、火曜日の夜にスペインで行われたチャンピオンズリーグのラウンド16での第1戦で、アトレティコ・マドリードに1-0で敗れた。
アトレティコが試合を決めるゴールを決めたのは、開始わずか4分だった。エスタディオ・メトロポリターノで、サウール・ニゲス選手がコーナーからのこぼれ球をゴールに押し込んだ。
残り時間でレッズがボールを支配することが多かったが、ホストチームの頑固な守備を崩すことができなかったため、欧州チャンピオンは、3週間後にあるアンフィールドでの第2戦でタイトルを防衛するためにやるべき仕事を残した。
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リヴァプールは、週末に勝利したノリッジ・シティ戦から2人の選手を変えた。サディオ・マネ選手とファビーニョ選手が、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手とナビ・ケイタ選手の代わりにスターティングメンバーに復帰した。
試合内容
レッズは、昨年6月にチャンピオンズリーグ決勝が行われたエスタディオ・メトロポリターノに262日ぶりに戻ってきた。
しかし、会場を懐かしむ気持ちはひとまず置いておかれることとなった。ユルゲン・クロップ監督が“最も厳しい”戦いと表現したように、今シーズンのトーナメントのラウンド16でのタフな試合を控えていたからだ。
実際に、アトレティコは勢いのあるスタートでわずか4分後にオープニングゴールを手にしたように、クロップ監督が懸念したような厳しい戦いを序盤からレッズに強いることができた。
得点を決めたのはサウール・ニゲス選手だった。コーナーからニアサイドに突っ込むと、ゴールエリアの中にいた彼の下に転がってきたボールをゴールに押し込んだ。
しかし、リヴァプールは前向きに反応し、主導権の奪取と同点ゴールを決めることに着手した。
それにも関わらず、20分にはレナン・ロディ選手のバックポストへの素晴らしいクロスに、ストライカーのアルバロ・モラタ選手がうまく合わせて追加点を取ろうと試みる。だが、アンドリュー・ロバートソン選手が素晴らしいクリアで失点を防いだ。
モラタ選手はそのすぐ後にもニアポストにシュートを打ったが、アリソン選手セーブでゴールを許さなかった。
モハメド・サラー選手はヤン・オブラク選手の精度の欠けたキックをカットし、ロベルト・フィルミーノ選手とパス交換をした後にゴールネットを揺らしたが、オフサイドのフラグを立てられてしまった。
ロバートソン選手は中央の位置から右足でシュートを放ち、ファビーニョ選手は広範囲で反撃にでるなど、レッズは相手にプレスをかけ続けた。
前半終了10分前、アトレティコがハーフタイムに向けて有利な状況を維持し続ける一方で、サラー選手が打ったカーブシュートはフェリペ選手にブロックされ、ボールはクロスバーの上を通過した。
レッズはハーフタイムにマネ選手とオリギ選手を交代させた。そして、後半が始まって7分後には、ジョー・ゴメス選手からの斜めのボールはエリア内にフリーでいたサラー選手の頭にピンポイントに合わせたが、彼のヘディングシュートは枠に入らなかった。
ボールを保持するリヴァプールと守りの堅いアトレティコといった、前半と変わらない状況が続いた。
ラ・リーガチームは68分に一度チャンスを作ったものの、モラタ選手はロディ選手からのボールにうまく合わせることができなかった。
オックスレイド=チェンバレン選手がサラー選手と変わってピッチに投入された。そしてオリギ選手からのクロスに合わせたヘンダーソン選手のシュートは惜しくもポストの横に外れたが、少なからず同点に近づいた瞬間だった。
負傷交代を強いられたキャプテンに代わって、ジェームズ・ミルナー選手が最後の切り札としてピッチに送られた。
しかしながら、リヴァプールは同点弾を決めることができず、試合終了のホイッスルが鳴った。タイトル防衛のために準々決勝へ進出するべく、来月のアンフィールドでのセカンドレグでやるべき仕事を残した。