リヴァプールは1点ビハインドから逆転し、アンフィールドでボーンマスを2-1で破った。この結果、土曜日の時点での2位との勝ち点差は25となりプレミアリーグの首位に立っている。

試合は開始9分に物議をかもしたもののカラム・ウィルソン選手のゴールでチェリーズが先にリードを奪う。しかし、首位を走るチームが前半のうちにその差をひっくり返した。

この試合でレッズでのリーグ戦100試合出場を飾ったモハメド・サラー選手が同点弾を決め、その後サディオ・マネ選手のゴールで逆転に成功した。

ユルゲン・クロップ監督サイドは、ジェームズ・ミルナー選手のゴールライン直前での決定的なクリアのシーン以外は後半も試合の主導権を握った。試合は危なげなく終了を迎え、レッズはイングランド1部リーグにおけるホーム戦22連勝という前代未聞の記録を樹立した。

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アリソン・ベッカー選手筋肉系の怪我により、アドリアン選手が引き続きゴールを守った。ミルナー選手は左サイドバックの位置で起用され、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手が中盤に入った。

アンドリュー・ロバートソン選手は大事をとって今日の試合はベンチ外となった。

前半

昼の時間帯の開催となった試合では、リヴァプールが積極的なスタートを見せた。しかしながらホーム側の主張も実らず、最初に均衡を破ったのはビジターチームであった。

ウィルソン選手がジョー・ゴメス選手を押したように見えたがファウルはとられず、ボーンマスはそのまま好機を活かしてカウンターを続けた。ボールはフィリップ・ビリング選手、そしてヘフェルソン・レルマ選手へと繋がり、最後は中央にいたウィルソン選手がゴールに押し込んだ。

およそ2分後には相手の右コーナーキックからナタン・アケ選手にヘディングで合わせられるも、アドリアン選手が弾いてクロスバーの上へと逃れた。

それでもリヴァプールは再び落ち着きを取り戻す。ロベルト・フィルミーノ選手がエリア内でスティーヴ・クック選手を抑えながらアレクサンダー=アーノルド選手からの鋭いパスを受けてシュートを放つも、GKアローン・ラムズデール選手の好セーブに阻まれてしまった。

だが、前半24分に同点ゴールが生まれる。

マネ選手は直前に交代で入ったDFジャック・シンプソン選手へプレスをかけるタイミングを見つけると、ボール奪取に成功し、そのままゴールへと迫った。

マネ選手は右サイドにいたサラー選手へのパスを選択した。パスはマイナス方向へわずかにずれるも、エジプト人FWはシュート体勢に入り、ゴールの隅へとボールを見事に流し込んだ。

直後にはアレクサンダー=アーノルド選手がゴールから5メートルの距離から待ち構えていたマネ選手をめがけてクロスを出すも、シンプソン選手がなんとかクリアした。

リヴァプールはハーフタイムまでに立て直しを完了させ、今度はマネ選手がゴールを決める。

フィルジル・ファンダイク選手の予測がチャンスを生み出した。このセンターバックはハーフウェイライン付近でルーズボールを拾うと、すぐさまフリーで走り込んでいたマネ選手にスルーパスを送った。マネ選手は落ち着いた正確なショットでGKラムズデール選手との勝負を制した。

後半

リヴァプールは後半開始から試合を支配するも、決定的なチャンスは作り出せずにいた。

試合時間が60分を過ぎた頃にはミルナー選手の素晴らしいディフェンスにも助けられ、リード守ることに成功する。

相手のライアン・フレーザー選手がタイミングよく走り込み、レッズのディフェンスラインの背後をとった。アドリアン選手はゴールラインから飛び出すも、このボーンマスFWはループシュートを狙い、ボールは無人のゴールへと向かった。

ミルナー選手はフルスプリントで戻り、身を投げ打って、決定的なクリアでピンチからチームを救った。

コーナーキックをファンダイク選手が頭で合わせたが、ボールはGKラムズデール選手の正面だった。フィルミーノ選手粘りから枠から逸れたシュート性のクロスはマネ選手には合わなかった。

続いてマネ選手はよりシンプルにゴールを狙う。チェリーズの左コーナー付近から見事なミドルシュートを放つも、ボールは惜しくもポストを叩いた。その後、サラー選手が低いシュートを同じポストを目掛けて狙うも、ラムズデール選手が弾いた。

結局、3点目は必要ないまま勝利のホイッスルを聞くこととなり、リヴァプールのリーグ優勝までに必要な勝ち点は残り9ポイントとなった。