火曜日にオーストリアで夏のプレシーズンフレンドリーマッチ第2戦目が行われた。後半に生まれたライアン・ブリュースター選手の2ゴールで、リヴァプールはレッドブル・ザルツブルクに2-2で引き分けた。

ファビーニョ選手がペナルティエリア付近でボールを失うと、パトソン・ダカ選手がアリソン選手の守るゴールを破り、試合開始3分でホストチームがリードした。

その後、レッドブル・アリーナでレッズのゴールキーパーが必死にシュートを阻止しようとするも、ザルツブルクの背番号20番がゴール前で2点目を獲得した。

しかし、63分から交代で入っていたブリュースター選手が、71分にジェームズ・ミルナー選手からの折り返しを蹴り込み点差を縮める。その後すぐに、ブリュースター選手のペナルティエリア外から放ったシュートがネットを突き刺し振り出しに戻したものの、試合は引き分けに終わった。

動画:ザルツブルク2-2リヴァプールの90分

チームニュース

リヴァプールは土曜日に勝利したVfBシュトゥットガルト戦から1名だけの選手変更を加え、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手がカーティス・ジョーンズ選手に代わって先発した。

リヴァプール:アリソン、ウィリアムズ、ゴメス、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム、ケイタ、マネ、サラー、フィルミーノ

サブ:アドリアン、ケレハー、ミルナー、グルイッチ、ジョーンズ、南野、ツィミカス、ブリュースター、フィリップス、フーフェル、エリオット、ファン デン ベルフ、コウメティオ

試合内容

オーストリアでのリヴァプールのプレシーズントレーニングキャンプ最後の試合は、レッドブル・アリーナで少人数の観客を収容して開催され、レッズは3月以来初めて、ソーシャルディスタンスを守った観客の前でプレーした。

そして、ファビーニョ選手が自陣でプレッシャーを受けたとき、この試合に来た観客はわずか3分で歓声を上げることができた。ダカ選手はボールを奪取し、冷静にアリソン選手の守るゴールを破った。

ザルツブルクのフォワードは、メルギム・ベリシャ選手が送ったクロスに合わせると、レッズのゴール左隅にシュートを決め、再び得点した。

リヴァプールは前半途中にこの試合最初のチャンスを作ったが、モハメド・サラー選手がサディオ・マネ選手からのボールをうまく合わせることができなかった。

38分にはさらに良いチャンスがロベルト・フィルミーノ選手に訪れた。マネ選手がナビ・ケイタ選手からのボールをトラップし、フィルミーノ選手の前のスペースにパスを送るが、彼の打ったシュートはゴールを大きく外れた。

そしてハーフタイム直前に、セットプレーで素早くリスタートしたボールがペナルティエリアに向かって走っていたサラー選手に送られた。彼は低いクロスをマネ選手に送ったが、ゴールに向かった彼のシュートはライン上でアルバート・ヴァルチ選手によってブロックされた。

ユルゲン・クロップ監督は、ハーフタイムにジョーンズ選手、南野拓実選手、そしてミルナー選手を投入することを決断した。だが、アリソン選手がクリアを試みたボールがフィルジル・ファンダイク選手に当たり、ザルツブルクに追加点のチャンスを与えてしまった。しかし、センターバックがダカ選手のバランスを崩し、ピンチを阻止した。

一方、サラー選手の低いシュートはアレクサンダー・ヴァルケ選手に阻止されたが、彼は幾度となく相手ゴールキーパーに襲い掛かった。

後半60分にリヴァプールが7人目の選手交代をする前、ファンダイク選手は額に切り傷を負い交代を余儀なくされた。

後半71分、南野選手とミルナー選手の素晴らしいパスからブリュースター選手が得点し、チャンピオンはようやくゴールを奪うことができた。

そして20歳の選手は、正確なシュートですぐに2点目を加えた。キ=ヤナ・フーフェル選手が前線に送った長いロングボールをウマル・ソレ選手がヘディングするが判断を間違う。そのボールをヴァルケ選手がクリアしようとするが、走ってきたジョーンズ選手に当たる。

そのボールがブリュースター選手の方へこぼれ、彼はハーフボレーで無人のゴールへ落ち着いて決めた。

アディショナルタイムには、セク・コイタ選手のシュートがナサニエル・フィリップス選手に阻まれるシーンやハーヴェイ・エリオット選手のシュートが大きく枠を外れる場面など、両チームにチャンスがあった。

今夜リヴァプールはマージ―サイドに戻り、土曜日のコミュニティ・シールド、アーセナル戦に向けてメルウッドで準備を続ける予定だ。