リヴァプールは、木曜日の夜にアンフィールドで行われたカラバオカップ4回戦で、PK戦の末アーセナルに敗れた。

試合は90分をスコアレスで終えPK戦へ突入。最後にジョー・ウィロック選手がしっかりとペナルティーキックを成功させ、ガナーズが5-4でPK戦を制した。

試合は、前半終了間際に南野拓実選手がゴール前でシュートを放つもクロスバーに直撃。また、ハーフタイム後のレッズの攻撃もキーパーのベルント・レノ選手のファインセーブによって阻まれた。

アーセナルの守護神は一連の素晴らしいセーブを見せ、フィルジル・ファンダイク選手、ディオゴ・ジョッタ選手、そしてマルコ・グルイッチ選手が作り出した重要なチャンスを阻止した。

しかし、次のラウンドに駒を進めたのはPK戦を制したアーセナルだった。

チームニュース

リヴァプールは、月曜日のプレミアリーグアーセナル戦での勝利から9名のメンバー変更を行い、モハメド・サラー選手とファンダイク選手のみが引き続き先発出場を果たした。

ジョッタ選手がレッズとして初スタメンを飾るとともに、ハリー・ウィルソン選手とリース・ウィリアムズ選手も先発出場した。

先発:アドリアン、ネコ・ウィリアムズ、リース・ウィリアムズ、ファンダイク、ミルナー、グルイッチ、ジョーンズ、ウィルソン、南野、ジョッタ、サラー

サブ:ケレハー、ファビーニョ、ワイナルドゥム、ゴメス、ロバートソン、オリギ、エリオット

前半

アンフィールドでのプレミアリーグ対決から3日後、チームのラインナップに大幅な変更が見られたが、同じ会場で再びアーセナルと対戦した。

両チームがカラバオカップで最後に対戦したのは、昨シーズンのトーナメントで同じステージだった。その試合ではPK戦の末リヴァプールが勝利したが、90分間で10ゴールが生まれた。

今回は、レッズが積極的に高いポゼッション率を記録していたが、最初にチャンスを作ったのはアーセナルだった。ニコラ・ぺぺ選手が左サイドを抜け出し、中央にボールを折り返す。そのボールをブカヨ・サカ選手がエディー・エンケティア選手にパスするが、アドリアン選手が掌でフォワードへのボールを阻止した。

一方、ホストチームはコーナーキックのクリアから再びチャンスを作る。カーティス・ジョーンズ選手がジョッタ選手にスルーパスを送り、彼がクロスをあげるがグルイッチ選手のシュートは大きく枠を外れた。

試合の流れが落ち着き始めると、両チームはチャンスを作ろうと必死にプレーするも、明確なチャンスを作り出すことはできない。

ジョーンズ選手が左足でロングシュートを放つが、レノ選手が難なくキャッチする。

ハーフタイムが近づくにつれ、リヴァプールの勢いは再び増し始めた。彼らは苦しみながらも大きなチャンスを作り出した。

セットプレーがクリアされた後、ネコ・ウィリアムズ選手がエリア内にクロスをあげと、ジョッタ選手がゴールに向かってヘディングした。

レノ選手はそのボールを左手ではじき出したが、そのボールが南野選手の元へ。彼のこの試合初シュートは、6ヤードの距離から放たれるもクロスバーを直撃し、ゴールから大きく離れる。これでアーセナルがピンチを凌いだ。

後半

レッズは後半の開始早々から相手ゴールを脅かし続ける。52分には、グルイッチ選手の折り返しをファンダイク選手が足で合わせゴール下隅へ。しかし、レノ選手は鋭い反応でシュートをセーブした。

その直後、ジョッタ選手はエリア内のスペースへ侵入しシュートを放つも、アーセナルの選手の体に当たり枠外へ。

後半60分、訪問したゴールキーパーは再びファインセーブを見せた。グルイッチ選手が放ったワンタッチシュートはゴール下隅に吸い込まれるように見えたが、レノ選手はそのシュートをはじき出した。

リヴァプールはその後、サラー選手とファンダイク選手に代わってジョー・ゴメス選手とディヴォック・オリギ選手を投入した。

それでも、レノ選手は多くのセーブを見せていた。ドイツ人の守護神は、ジョッタ選手が胸トラップでセアド・コラシナツ選手を置き去りにし放ったシュートを片手一本でセーブした。

このプレーで獲得したコーナーキックでも、ガナーズの背番号1番はファインセーブを見せた。グルイッチ選手が素晴らしいヘディングを見せるもレノ選手がクリアする。

70分には、リヴァプールのゴールキーパーが得点を防ぎきった。ぺぺ選手からのクロスにロブ・ホールディング選手がゴール前で強烈なヘディングシュートを放つ。しかし、アドリアン選手はしっかりと反応しセーブした。

PK戦の可能性が出てきたため、最後の交代要員としてジョッタ選手に代わりジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が投入された。

ぺぺ選手がエリア内からシュートを放つがゴールを外れる場面やネコ・ウィリアムズ選手がボックス端からシュート放つもレノ選手の正面に終わる場面があった。

その後アディショナルタイムには、ジェームズ・ミルナー選手のウィロック選手へのスライディングタックルがホームチームのピンチを救った。

しかし、今シーズンのカラバオカップ4回戦の勝敗を分けたのは、8月にウェンブリーで行われたFAコミュニティ・シールドでの対決と同じPK戦だった。

最初の5人のうち、モハメド・エルネニー選手とオリギ選手がペナルティーキックを失敗した。その後、ウィルソン選手のペナルティーキックがレノ選手にセーブされ、ウィロック選手が決めたことで、リヴァプールのトーナメント敗退が確定した。