マッチレポート:レッズは久しぶりのファンの前でウルヴス相手に4-0の勝利を飾る
リヴァプールは現地時間日曜日の夜に、アンフィールドでウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズと対戦し、待望の有観客試合を4-0の勝利で飾った。
COVID-19のパンデミックの影響で、9か月ぶりに2000人のファンがスタジアムに足を運んだ。レッズはその機会にふさわしいパフォーマンスを披露した。
モハメド・サラー選手が前半に先制点を決めると、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手はKopスタンドでソーシャルディスタンスを保って観戦しているファンの前で素晴らしいミドルシュートを決めて、追加点をもたらした。
その直後に、ジョエル・マティプ選手がヘディングシュートで3点目を奪った。終盤には、クロスからサディオ・マネ選手が放ったシュートがネルソン・セメド選手に当たると、オウンゴールという形で追加点が入り、L4での素晴らしい夜を締めくくった。
その結果、ユルゲン・クロップ監督が率いるチームは、プレミアリーグの首位に立つトッテナム・ホットスパーを追走している。さらに、レッズはリーグ戦でのホーム無敗記録を65に伸ばした。
チームニュース
クロップ監督は、ミッドウィークに勝利を収めたAFCアヤックス戦からメンバーを1人変更し、ロベルト・フィルミーノ選手が先発メンバーに名を連ねた。
このブラジル人は、ディオゴ・ジョッタ選手に代わって先発出場を果たした。古巣との対戦となったディオゴ・ジョッタ選手は途中出場し、怪我から復帰したトレント・アレクサンダー=アーノルド選手とナビ・ケイタ選手らも途中からピッチに立った。
前半
3月ぶりにサポーターがスタジアムのスタンドに集ったほか、キックオフ前にはYou’ll Never Walk Aloneの感動的な演出もあり、試合への期待も高まった。
試合が始まると、レッズは自信のあるプレーを披露した。ウルヴスは、序盤こそ相手にチャンスを作らせなかったが、ホームチームが12分にチャンスを生み出す。
マネ選手がボックスの端でフィルミーノ選手とパス交換をすると、そのまま左のスペースに走っていたアンディ・ロバートソン選手にパスを出し、自身はゴール前に走りこむ。このフルバックはマネ選手に向けて的確なクロスを上げたが、マネ選手はヘディングでボールをうまく叩きつけることができなかった。
しかし、その直後、クィービーン・ケレハー選手がビックセーブでピンチをしのいだ。
アダマ・トラオレ選手が、リヴァプール陣地の深い位置でボールを保持し、ダニエル・ポデンセ選手にパスを送る。ボールを受けたポデンセ選手は、ゴールの20ヤード先から繊細なチップシュートを放ち、ボールは左ポストの内側に入っていたが、ケレハー選手の素晴らしいセービングでボールはゴールの外に逸れた。
その後、トラオレ選手はスペースに走り込み、ファビーニョ選手をかわしてゴール前に鋭いボールを送ったが、そのボールは、レッズのストッパーを悩ませたり、ペドロ・ネト選手に繋がったりすることはなかった。
一方で、クロップ監督が率いるチームは24分に先制点を決める。
ジョーダン・ヘンダーソン選手が、走っていたサラー選手にロングボールを供給する。そのボールはコナー・コーディ選手に確実にカットされたように見えたが、ウルヴスのキャプテンはコントロールを誤った。
サラー選手がチャンスを逃すことはなかった。このエジプト代表は、ルーズボールを拾い、そのまま素晴らしいシュートを放った。ボールはルイ・パトリシオ選手の守るゴールに吸いこまれ、サラー選手にとって今季のプレミアリーグ9ゴール目となった。
リヴァプールは前半の残り時間を、リードを保ったまま余裕をもってプレーしたが、前半終了2分前にピンチが訪れる。
クレイグ・ポーソン主審は、ボックス内でコーディ選手がマネ選手に倒されたとしてペナルティースポットを指さした。しかし、そのシーンをチェックするとコンタクトはなかったと判断し、判定を覆した。
後半
後半開始直後、マネ選手はヘンダーソン選手からのロングパスをうまくコントロールすると、エリア内でセメド選手と入れ替わってシュートを放ち、ウルヴスのゴールを脅かした。
この背番号10は強烈なハーフボレーのシュートを打ったが、パトリシオ選手に難なく防がれた。
52分にもマネ選手にチャンスが訪れる。サラー選手が素晴らしいロングボールでサイドチェンジをすると、そのボールを受けたロバートソン選手が中央に折り返した。その折り返しのボールに反応したマネ選手はゴールを狙うも、シュートはゴール左に外れた。
しかし、リヴァプールは、60分が過ぎる直前に追加点を決めた。
レッズは、ウルヴスのディフェンスがまだ揃っていないうちに素早くカウンターを発動する。ヘンダーソン選手はワイナルドゥム選手にパスを出し、そのボールを受けたワイナルドゥム選手はマネ選手とサラー選手のサポートを受けながらドリブルでボールを前に運んだ。このオランダ人はボックス付近までボールを持ち込むと、自らシュートを放ち、ボールはゴール右上隅に吸い込まれた。
さらにマティプ選手がすぐに3点目を挙げて、ホームチームは追い討ちをかけた。
右からのショートコーナーから、サラー選手が上げた斜めの素晴らしいクロスにマティプ選手が強烈なヘディングシュートで合わせた。背番号32の感動的なセレブレーションでこの夜はさらに素晴らしいものになった。
クロップ監督はすぐに、1ヶ月ぶりにアレクサンダー=アーノルド選手を数分間ピッチに送り出した。さらに、ファンはフィルミーノ選手と交代したジョッタ選手をピッチ上で見ることもできた。
リヴァプールのゴールはこれで終わりではなかった。
レッズは試合終了12分前に追加点を決めてこの試合を締めくくる。カーティス・ジョーンズ選手からパスをもらったアレクサンダー=アーノルド選手は、中央にいたマネ選手へ素晴らしいボールを供給した。マネ選手はそのままシュートを試みたが、ボールはセメド選手に当たり、結果的にオウンゴールという形で追加点が入った。