リヴァプールは現地時間木曜日にアンフィールド行われたカラバオカップ準決勝ファーストレグでアーセナルと対戦し、0-0の引き分けに終わった。

レッズにとってフラストレーションのたまる試合となった。前半にグラニト・ジャカ選手がディオゴ・ジョッタ選手を倒したことで退場になった後、レッズはボールを支配しながらも相手の突破口を開くことができなかった。

南野拓実選手がKopスタンド側で決定機を迎えたが、決めることはできなかった。

後半にアリソン・ベッカー選手が見事なセーブを見せ、ブカヨ・サカ選手にゴールを許さなかった。この結果、エミレーツ・スタジアムでのセカンドレグを同点で迎えることができる。

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クロップ監督は8人のメンバーを変更し、フィルジル・ファンダイク選手、アンディ・ロバートソン選手、ファビーニョ選手のみが現地時間日曜日のシュルーズベリー・タウン戦に引き続いて先発出場した。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手とアリソン選手は、先発メンバーに復帰するとともに、これがカラバオカップのデビュー戦となった。

前半

中盤から飛び出したジョーダン・ヘンダーソン選手が教科書のお手本のようなハイプレスでGKアーロン・ラムズデール選手にプレッシャーをかけ、コーナーキックを獲得するなど、アーセナルゴールへ積極的に迫る。

レッズのフロントスリーの左サイドに配置された南野選手は、ロベルト・フィルミーノ選手が確実に決められるような低弾道のクロスを上げたが、ベン・ホワイト選手がギリギリのところでボールに触った。

さらに、アレクサンダー=アーノルド選手が放ったシュートはキーラン・ティアニー選手にブロックされるが、ホームチームがギアを上げようとしていくなか、24分にジャカ選手が退場することで、流れはさらにホストに傾く。

ロバートソン選手がジョッタ選手にロングパスを出し、ラムズデール選手と1対1になるかという場面で、ガナーズのミッドフィルダーが高く上げた足によって倒された。

クロップ監督サイドはボールをほぼ支配していたが、アーセナルゴールに襲いかかることはできず、ラムスデール選手を苦しめることはできなかった。

後半

後半開始直後、ジョエル・マティプ選手の巧みなディフェンスがサカ選手を阻む。その後、リヴァプールはアーセナル陣地の奥深くに陣取り、ボールを回すことができた。

しかし、ここでもチャンスは限られていた。

ジェームス・ミルナー選手に代わって投入されたカーティス・ジョーンズ選手はロバートソン選手にボールを預け、ロバートソン選手は南野選手にパスを出した。しかし、背番号18には角度がなかったのか、シュートは枠を外れてしまった。

ティアニー選手のパスがファンダイク選手の死角にいたサカ選手に渡り、アーセナルがリードするチャンスを迎えたが、ここはアリソン選手がすぐさま危険を察知し、素晴らしい飛び出しによってピンチを脱した。

クロップ監督は、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手、ジョー・ゴメス選手、ネコ・ウィリアムズ選手を投入することでチームに弾みをつけようと試みた。

試合終盤には、ラムズデール選手が不在のゴールを前に南野選手が決定機を迎えたが、シュートはクロスバーを超えてしまった。来週の木曜日にロンドンで行われる第2戦に向けて、試合は同点のまま終了した。