リヴァプールは現地時間土曜日の夕方にオーストリアで2020-21プレシーズン初めてとなる試合を行い、VfBシュトゥットガルトに3-0で勝利した。

ザルツブルクで行われた試合の前半15分に、ロベルト・フィルミーノ選手がカーティス・ジョーンズ選手からの低いクロスボールを合わせ、ブンデスリーガのチームから先制点を奪った。

さらにフィルミーノ選手は追加点のアシストも記録。彼がモハメド・サラー選手からのボールをフリックすると、ボールを受け取ったナビ・ケイタ選手がグレゴール・コベル選手が守るゴールを破り追加点を決めた。

リアン・ブリュースター選手が後半に追加点を決めるなど、リヴァプールが良いパフォーマンスをみせ勝利を収めた。

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ザルツブルクでの試合でリヴァプールは前後半に異なるメンバーを配置し、ユルゲン・クロップ監督は合計23人の選手を起用した。

前半:アリソン、ウィリアムズ、ゴメス、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、ケイタ、ジョーンズ、マネ、サラー、フィルミーノ

後半:アドリアン、フーフェル、フィリップス、ファンデンベルフ(コウメティオ、68分)、ツィミカス、ワイナルドゥム、ミルナー、グルイッチ、エリオット、南野、ブリュースター

未出場:ケレハー

アクション

暖かい日差しの中、1週間のトレーニングを楽しんだリヴァプールだったが、この日のザールフェルデンアリーナは激しく雨が降り雷も鳴っていた。

序盤は両チーム共に譲らぬ展開となったが、15分にジョーンズ選手がボックス内でドリブルからクロスを上げ、それに反応したフィルミーノ選手が押し込み先制点を奪った。

しばらくして、サディオ・マネ選手とケイタ選手による巧妙なワンツーでチャンスを作ったが、マネ選手が惜しくもヴァルデマール・アントン選手のディフェンスによって阻まれた。

一方、シュトゥットガルトもエリック・トミー選手がボックス内にボールを運びシュートを打ったが、ボールはファーポストを越えてゴールを外れた。

雨が降り始めた38分、アンドリュー・ロバートソン選手が左からのフリーキックでファンダイク選手に合わせようとしたが、ボールは彼の頭上を越えた。

しかし、チャンピオンはすぐ後に追加点を決めた。

サラー選手は深い中央位置からボールを運び、フィルミーノ選手へとパスを出した。そして、このブラジル人のトレードマークであるフリックからボールを受け取ったNo.8がゴールを決めた。

試合前に明らかにしていたように、クロップ監督はハーフタイムに11人の総入れ替えを行い、コスタス・ツィミカス選手はデビューを果たした。

リヴァプールは3点目を狙うも、後半早々に訪れたチャンスではハーヴェイ・エリオット選手はフリーキックを壁に当て、マルコ・グルイッチ選手のヘディングシュートは惜しくも枠を外れた。

しかし、68分には、ジェームズ・ミルナー選手の低いクロスがディフェンスに当たりこぼれたボールに素早く反応したブリュースター選手が至近距離からゴールネットに突き刺した。

シュツットガルトはゴールを奪おうと2回のチャンスを作ったが、アドリアン選手がフィリップ・クレメント選手とタンギ・クリバリ選手の決定機を防いだ。

コベル選手はエリオット選手のフリックからのミルナー選手のヘディングシュートを防ぐ活躍を見せたものの、最終的にリヴァプールの勝利で終わった。